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玉川麻衣の作品、日記、展示等のお知らせです。  新しい作品はカテゴリー「ペン画1」に入っております。 個展 7月:八犬堂ギャラリー(京橋) 10月:ストライプハウスギャラリー(六本木)
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5月8日、誕生日。
三峯神社に参拝した。ここ三年ほどの恒例。 




朝のうちは雨が降っていたが、西武秩父駅に着く頃にはほぼ止み、バスが神社に着く頃には雲間に青空が見え始めた。
本殿と御仮屋神社に参拝した頃には陽が射し始め、鶯等の鳥の声、シャクナゲやミツバツツジが美しかった。
私はこんなに快い季節に生まれたのだな、と嬉しくなった。 





ロープウェイ駅跡地で蕨を摘み、奥宮へ。歩きながら、心が「嬉しい。楽しい。綺麗だな」という気持ちで満たされてゆくのを感じた。 
奥宮に参拝し下山し始める頃、山肌を渡ってゆくようなダイナミックな風が吹き始め、心身の内が吹き払われるような心地になった。 




 
参拝する際、
「こんにちは。ありがとうございます。これからも全身全霊で精進いたします。どうか見守っていてください。これから御嶽のご眷属も描かせていただきます。元気で良い絵を描けますように。大切な人たちが元気でいてくれますように。どうかお姿描かせてください。力のある絵を描けるよう努力を続けます。…」
とたくさん願掛けしてしまった。 
瞼の裏に ご眷属のイメージが、今までよりもクリアにたくさん見えた。
 

 
メールやLINEやSNSにて、友人や知り合いの方々(フォロワーさん、という言葉のニュアンスが掴みきれず使うのを戸惑う)からメッセージをいただいてとても嬉しかった。 
「おめでとう」て素敵な言葉だな。
昨年いろいろあって傷んだ部分が修復されてゆくような心地がする。
 
そうか。これが「ハレの日」であり「ケを払う」なのだろう。 




 
入間のともんで食事し帰宅。
友人が素敵な酒を送ってくださっていた。 
弱っていたら心配してくれて、絵が完成したら喜んでくれて、誕生日を祝ってくれる。私にはそんな友達がいるのだなぁ。すごいなぁ。 

 

いろいろあったが、両親がいたから私は今ここに居るのだ。 
誕生日は生まれて来たことに感謝する日、という言葉が何だか腑に落ちた。 
46才。 以前は見えなかったものが少しずつ見えてきた。
良い絵を描けますように。
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36×7.2cm「大口真神 3」




背景は武蔵御嶽神社のあの辺です。
瞳がちょっとキラッとします。

ここ四・五年、「御嶽のご眷属を見たい」というお声を度々いただいていたのですが、「私自身 まだ見えないので待ってください」と言っておりました。
ようやくイメージが見えてきました。

日本武尊曰く「この御嶽山に留まり、全ての魔物を退治せよ」




6/28~7/4 伊勢丹新宿にて開催のたんざく展に出品いたします。

来週からです!

「AYAKASHI 妖精×妖怪」
5月10日[水] - 16日[火]最終日は午後4時閉場
松坂屋上野店 7階 美術画廊

妖怪図新作三点出品いたします。
(ひとつ前の記事の三点です)
よろしければお立ち寄りくださいませ




 

最近描いた妖怪図です

P4「骨女 5」



常闇のなかあなたの体温がすべて。





M4「濡れ女 10」




濡れ女も気付けば10点め。最初に描いたのもちょうど10年前でした。


SM「死骸にまたがる男」




小泉八雲の短編がモチーフです。

元夫を八つ裂きにするために蘇った死骸の女性。
私は彼女がなんだか好きで…
花を散らしたのは私が手向けたかったからです。もしかしたら、近所の子供が野花くらい手向けたかも知れない。
紫苑には「あなたを忘れない」、薊には「報復」という花言葉もあります。


5/10~16 松坂屋上野店」にて開催の「AYAKASHI」展に出品します

先日のこと。






友人の怪談作家さんにお誘いいただき車を出していただき、武蔵御嶽神社の大口真神式年祭へ。
12年に一度の御神像公開らしい。
久し振りの山はとても気持ち良く、心身の調子が良くなった。


大口真神社を背に奥宮へ手を合わせ「どうかお姿描かせてください」と願掛けしていたら、俄に強い衝撃を感じ…熱く強靭な意志がこの道を駆け上がって来る…気付いたら、泣きながら斜面を降り資料写真を撮っていた。


(おそらくは無意識下で諸々の情報が組み合って絵の種・核が生まれた瞬間なのだと思うのだけど、いつも「外から何かが来た」ように感じる。時折そこに、予感のようなものも含まれる。
そして高揚すると涙が出る。仕上げの際とか。私の感覚としては「異界に触れると涙が出る」ような)

御嶽のご眷属を描けるかも知れない。




毎日祭を体験出来て良かった。
神主さんが御神像へ向かって「おーーーーーう」と呼び掛ける。遠吠えを模しているのだろう。
異界への扉が開かれるようで、涙が出た。
御神像の姿は凛々しく、胸にずんと響いた。

祭礼中に幼子の声が聞こえ「お子の声は良いな。元気が出るな」と思っていたら、偶然同じ祭礼に参加していた知り合いの方とその息子さんだった。嬉しかった。



宝物殿にて太刀の迫力に打たれ、倶利伽羅竜王のイメージを得た。
入口には七ツ石の狛犬のレプリカが置かれ、絵本「蒼い夜の狼たち」も置いていただいている。
一緒に展示されている書籍や縫いぐるみの作者さん方とも面識があるので、ハレの日にご一緒出来たようで嬉しい。
狛犬くんたちとの再会が嬉しくて3ショット




神楽殿にて写真展を開催されている青柳健二さんは、七ツ石神社再建の際に取材してくださり、ご著書やブログでもご紹介くださっている。
SNSにて青柳さんが「あの日を思い出します」と引用してくださった動画。
そうだ、あの日は霧が濃く…私も狛犬を乗せた担架を担いだのだった。

https://youtu.be/DZsxAMUmfIc


帰りに鳩ノ巣渓谷に寄っていただき、欲しかった野生の藤の資料写真を撮ることが出来た。

玉川水神社の神様は、今日は幾らか機嫌良さげに感じた。
水神としての濡れ女をまた描きたい。





とても良い日だった。友に感謝。
プロフィール
HN:
玉川麻衣
年齢:
47
性別:
女性
誕生日:
1977/05/08
職業:
絵描き
趣味:
酒、読書
自己紹介:
ペン画を制作しています。 詳しくはカテゴリー「プロフィール」よりご覧下さい。

連絡先→tamagawa10@hotmail.com
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