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玉川麻衣の作品、日記、展示等のお知らせです。  新しい作品はカテゴリー「ペン画1」に入っております。
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(制作中は、興奮から眠りが浅くなるのか、妙に鮮やかな夢を見ます。
夢を元に、多少創作して遊んでみました。漱石「夢十夜」のまねっこです。
過去のはカテゴリー「短文」に入ってます)

最近見た夢三つ。


「文章題」

制作が思うように進まないためなのか、「数学の小テストなのに勉強していない」という夢を見た。
文章題は、「空港内のXを探すために有効なのは、望遠鏡かチョコレートか。◯◯の数式を用いて答えよ」というものだった。

解けなかった。



「鶴銀杏」

夢を見た。

とある神社の鳥居近くの蕎麦屋で友人と話していた。
その神社にお宮参りをすると、産衣を授与されるのだそうだ。
産衣には鶴の下に小さい楕円を散らした紋が入っている。楕円は銀杏(ぎんなん)。


産衣が着られなくなったら神社に返納してお炊き上げをするのだけれど、火にくべると紋の銀杏がぽんぽん音を立てて爆ぜるのだそうだ。
銀杏は赤ん坊の病気や災難を引き受けて封じていたらしい。
それを焼くことによって丈夫な子に育つのだとか。

銀杏の塩炒りで飲酒したいな、と思いながら聞いていた。


「狐の仔」

夢を見た。

狐の赤ん坊を三匹預かっていた。
真っ白でふわふわで所々薄桃色の皮膚が透けて、目も開かず、頼りなくもぞもぞと蠢いている。
指先に胡麻油を掬って鼻先に近付けると、器用に吸い付いて飲みくだす。私は順番に、休むことなく給餌していた。
もしこの仔たちを死なせたら、恐ろしいことになる。それ以前に感情として、無事に育てたかった。

ふと、これではカロリーばかりで栄養が足りないのでは、と不安になるが、背後の人物に「これでいい。これが現状における最善だ」と言われた。
私の背後には、影のような人物がひたりと佇んでいる。
そうだ牛乳を人肌に温めて与えてみようか。そう思った途端、背後の人物が「何と恐ろしいことを。それは一番してはならないことだ」と静かに声を荒げた。
狐の仔には、何を与えるかよりも何を与えないかが重要なのだそうだ。

仔狐たちは胡麻油を飲みくだす。時折吸われた指先がつきりと痛む。
心なしか足腰がしっかりとしてきたようだ。一匹が閉じた瞼を蠢かす。そろそろ開くのかも知れない。

ふと思う。仔狐たちは何を養分に育っているのだろう。
何かに思い至りそうになったその時、背後の気配が強張り、ひたりと寄り添ってきた。
そうだ。給餌をせねば。私に出来ることはそれだけなのだ。

私は胸の内に、冷たい塊が塞がるような感覚と、甘酸っぱくてくすぐったいような感覚、二つを同時に感じていた。
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鴉図!
SM「喚 2」




ハシボソくん。
こちらのハシブトくんとタイマン張ってます。

鴉図!
F3「終わりと始まりの間」




ご注文をいただいて描きました。
鴉は、各国の神話に登場し、聖性と不浄性を併せ持ち、輪廻の中間を担う者。
…発注者さんのお言葉です。
なるほど…!

「間」を担う鴉は、時に、八咫烏のように「拓く者」でもあるのかも知れません。
幸せな制作でした。
手拭のサンプルが出来たそうです!
画像をいただきました(^-^)



SNSの投稿したもの+少し。

鳥の視点を思う。
鳥の視界を思う。
鳥の体感を思う。
鳥としての生を思う。
 
 
妥協打算姑息保身怠惰阿り貶み…そうしたあれこれを切り裂く羽根。
届かないくらいに高く飛翔する翼。
染まらない黒。
 
豊かな色彩を纏いながら圧倒的に重い黒。
 
(…あ。烏に捧げる恋のポエムです。。。
 
 
間。を思う。
 
昼と夜の間。夕方と黄昏の間。その間。
季節の間。変わり目のその間。
静と動の間。光と闇の間。可視と不可視の間。快楽と痛みの間。善と悪の間。
安心と不安の間。理性と衝動の間。正常と異常の間。好きと嫌いの間。浄と不浄の間。
 
生と死の間…生と生の間…死と死の間……
 
始まりと終わりの間。終わりと始まりの間。

 
あぁ。暮れてゆくのだと思っていたのだけれど。明けてゆくのかなぁ。

(鴉図。もう少し。)
図案を描かせていただきました、七ツ石山の狼手拭二種、来月発売になるみたいです!


https://twitter.com/tabayama_1/status/832456384369225728

https://twitter.com/tabayama_1/status/832479377782829057
まずはイベントでの販売、その先のことはこれから、のようで…
詳しくわかりましたらまた、お知らせさせていただきます。



追記しますと書きながらそのままになっておりました(^-^;ゞ
先日掲載した「夏の花」は、河津聖恵さんの詩集の装画用に描かせていただきました。
再掲。




表題作のイメージ画なのですが…
何というか、本当に、ヘヴィでエキサイティングな制作でございました。
表題作は、花を通して現代社会の大きな問題に真っ向から対峙された、力強く美しい詩です。
本文を読ませていただき、そこからイメージしたラフ画をお送りし、お言葉ご意見をいただき膨らませて骨組みを作り、いざやとペンを持ち…
轟々と吹き荒れる真っ黒い嵐の中に突撃し、何も見えず左右天地も時間もわからないままに手探りで這うように進み…
恐怖だとか不安、絶望、、次々立ち現れるそういった感情を呑み込み呑み込まれ、もう駄目だと思ったその時ふと風が止み、目を開けると無数の光が煌いていた。
…そんな感じの制作でした。


河津さんの、研ぎ澄まされて力強くきらきらしたお言葉によってイメージがぐんぐんと膨らんでゆく感覚に、ぞくぞくいたしましたよ。
激しく幸せな制作でした。
河津さんにも気に入っていただけたみたいで…嬉しいなぁぁ!o(^-^)o
5月に刊行されるそうです。
どのように使っていただけるのか、ドキドキです。
詳しくわかりましたらまた、お知らせさせていただきます。

(今回二つ、書きました。下の記事も新しいです~↓)
プロフィール
HN:
玉川麻衣
年齢:
39
性別:
女性
誕生日:
1977/05/08
職業:
絵描き
趣味:
酒、読書
自己紹介:
ペン画を制作しています。 詳しくはカテゴリー「プロフィール」よりご覧下さい。

連絡先→tamagawa10@hotmail.com
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