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玉川麻衣の作品、日記、展示等のお知らせです。  新しい作品はカテゴリー「ペン画1」に入っております。 個展 7月:八犬堂ギャラリー(京橋) 10月:ストライプハウスギャラリー(六本木)
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あああしまった!お知らせするのを忘れていました!
記事が編集中・非公開設定になっていましたよ…!(>_<;)

装画を描かせていただきました、河津聖恵さんの詩集「夏の花」、思潮社より発売中です!
素晴らしいご本で感激です!

思潮社
Amazon




死ぬことも 生きることも 滅んだのに 宇宙の一点をいま 花の気配が 叛乱する ここに花は咲くのか、なぜ咲くのか…… いまも闇を落ちながら 咲きつつ裂く声に耳を澄ませながら、 新たな詩の力を感じていきたい。 原発事故後に書き継がれた、 花をモチーフとする、魂の17篇。 (帯文より



初めて本文を拝読した時、「こいつは大変なものをお引き受けしてしまった!」と震えました。
と同時に、一輪の花が…名もない「黄色い小辨の可憐な野趣を帯びた」夏の花が、眼前に聳えるように立ち上がるのを感じました。
河津さんと相談しながら構図の骨格を決め、えいや!とそのイメージの中に飛び込み…
吹き荒れる嵐の中右も左も上も下もわからないままに匍匐前進を続け…気付いたら、遠い昔に知っていたようにも感じる野原に出て、一面に拡がる無数の光を眺めていた。
そんな感じの制作でした。


当時のツイッターがもろに譫言で笑いましたよ(^-^; ↓

とてもヘヴィな制作。
圧倒的なタナトスに対峙する、圧倒的なエロス。 何処までも深い闇のただ中の、何処までも強烈な光。
善とか悪とか。そういった問いかけの追いつけない、「其処に在る」力。
それでも此処に根を張り伸び上がり咲く、花。 名もない不屈の花。
 
花を描いている。
この感情は誰のものなのだろう。 心が心臓が破れそうだ。
 
今までに描いたことがないものを描いている。 涙と祈り。
何て激しい感情だろう。

わが愛する者よ請う急ぎはしれ
 
幼い頃に夢と現のあわいで見た、ひどく恐ろしくひどく美しく蠱惑的な世界を思っている。
 
なるほど。これは「光」の絵だ。
私は光を描こうとしている。
 


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凄いですね!
本の絵って重要ですよ。

本の絵が一切、邪魔しない人っているの
でしょうか

僕は、絵のイメージが物凄く先行します

星新一がいい例です。

2種類あるでしょ、この本、絵が。

絵によって、そのあとの自分のイメージに
大きく影響します

あなたの絵、臆することないですよ
れんたろう 2017/07/25()23:01:29 編集
プロフィール
HN:
玉川麻衣
年齢:
46
性別:
女性
誕生日:
1977/05/08
職業:
絵描き
趣味:
酒、読書
自己紹介:
ペン画を制作しています。 詳しくはカテゴリー「プロフィール」よりご覧下さい。

連絡先→tamagawa10@hotmail.com
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