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玉川麻衣の作品、日記、展示等のお知らせです。  新しい作品はカテゴリー「ペン画1」に入っております。 個展 7月:八犬堂ギャラリー(京橋) 10月:ストライプハウスギャラリー(六本木)
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少しずつ、出来るだけ、描き進めている。
制作てぇのは目と手と神経の作業であるなと。
そいで結局は生命力の勝負なのではないかなと。
改めて感じている。
目と手と神経を、故障させずに最大限に使うこと。それが課題だ。


「光へ」を制作して以来、心身…特に神経が、不思議なくらいに弱っている。
まぁいろいろあっかたらな。
(制作と祖母の認知症、ブログには書けないようなあれやこれやも複数重なり…
あの、たまに「あれくらいのことで云々」とたぶんご好意から「アドバイス」をくださる方がいるのですが、今はそれ本気できついので堪忍してください。ブログはブログと多少は割りきっているつもりなのです。私の書き方もいろいろあれだったのだろなと反省しきり)
そのうち回復するだろうけど、今は現状を現実として受け入れようと思う。
(また、おかげで幾らか学んだし、自分の作品、てものが見えてきた。代わりに幾らかのことが出来なくなった。そういうことかも知れない。
得るものがあれば失うものがある。仕方がない。得たものを大切にしよう)


このとこ古典落語にはまっていて。
図書館でCDを借りては聴き入っている。
やー…面白いなぁすごいなぁ~
些細な日常事から生き死に、世情や宗教、恋愛、オカルト…片っ端から飲み込んで貪欲に「笑い」に昇華してしまう。そのパワー。
格好いいぜ。


また「名人」と呼ばれる方の芸、てこんなにも…!て驚愕します。
八代目林家正蔵が目下のアイドル。
やー…あの口調。どぉにも堪らんですよ。
明治28年品川生まれ浅草育ち、終生長屋にお住まいだったそうで、ネイティブな江戸弁なのかしら。
ゆっくりと几帳面な語り口で、滑稽噺、人情噺、芝居噺人情噺文芸もの…幅広くこなされたらしいのだけど。
怪談がもぅ、本気で怖いのよ!
泣きそう、つぅか、本当に泣いてしまったよ私「耳なし芳一」で!
(不意に、「亡者の無念」が生々しく胸に来たのです。人の弱さ狡さ哀しさ…そんな処に幽霊は宿るのだなと。良質な湿り気、て日本文化の「美味しいとこ」だよなぁ)
あぁもぅどうしようこのときめき。恋かしら。


最近思うのは、「笑い」のすごさである。
中島らもが、「人を笑わせることが一番難しい」て書いていたっけ。
(一番簡単なのは怒らせること、次が泣かせること、最後が笑わせることなのだって。また、恐怖と笑いは裏表だとか。なるほどぉ)
西原理恵子「ぼくんち」の、「ええかあ、泣いたら世間がやさしゅうしてくれるかあっ。泣いたら腹がふくれるかあ。泣いてるヒマがあったら、笑ええっ!!」て台詞は本当にすげえと思う。
(母親に捨てられて泣きじゃくる幼子に姉が怒鳴るのだ。最後まで読むと、この台詞の含み重みがずしりときます)


しばらく、自分を「追い込む」のではなく「笑かす」ことを考えてみようと思う。
喜怒哀楽にきっちり向き合わないと笑えないのだきっと。
(認知症の祖母の世話をするに当たって「怒り」の感情への回路を断ち切っていたからきっといろいろ妙なことになったのだろう。感情を侮ってはいかんな本当。でもまぁよい経験でした)
きっとそれはなかなかに取り組み甲斐があるのではないかしら。
笑っとけ笑っとけ! 


(きっと、バラエティ番組よりも落語の笑いが私には合うのだな。まだ幾らか昭和に生きているんだよ私…)
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プロフィール
HN:
玉川麻衣
年齢:
47
性別:
女性
誕生日:
1977/05/08
職業:
絵描き
趣味:
酒、読書
自己紹介:
ペン画を制作しています。 詳しくはカテゴリー「プロフィール」よりご覧下さい。

連絡先→tamagawa10@hotmail.com
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