酩酊船するする

玉川麻衣の作品、日記、展示等のお知らせです。　新しい作品はカテゴリー「ペン画1」に入っております。個展　7月:八犬堂ギャラリー(京橋)　10月:ストライプハウスギャラリー(六本木)

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2024/05/14 (Tue)

二週間振りにペンを持つ。

私の中で吹き荒れていた風が、指先からペンを伝い、紙の上へと抜けてゆく。

紙の向こうは空へと続く。

空から一時お借りしていた風を、少しずつお返ししてゆく。

(毛糸玉が解けるように、私も解けてゆくようだ。このまま、無になりたい)
(あぁ、生きているなぁ！)

2013/05/18 (Sat) 日記 Comment(4)

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風

文章から私の青春時代の歌　五つの赤い風船の「遠い世界に」を思い出しました。－太陽の光で虹をつくった　お空の風をもらってかえって　暗い霧を吹き飛ばしたいー　宇宙のエネルギーは絶えず循環してあらゆる物の中に流れ、そのあらゆる物によって様々な形となって現われ、そしてまた宇宙に還ってゆく。私達はその大きな流れの中の一つであり、また全てでもあるのでしょうね！

玉井 2013/05/18()16:01:22 編集

循環

素敵な歌詞ですね！「世界には力が満ちているから大丈夫」と言われているような心地がします。
木を観察していると、「生命力」「循環」を思います。膨大な葉や花をもりもりと繁らせ咲かせ、惜し気もなく散らし、それを栄養としてまた翌年…
冬の木立は、大地のエネルギーが噴出して固まったように見えたり。
描いていると、木と自分の境目が曖昧になってくるのですが…同じエネルギーが自分にも流れている、と考えるととても勇気が湧きますね！
例えばこれも色即是空、でしょうか(^-^)

玉川 2013/05/21()08:11:20 編集

色即是空

おっしゃるとおり、私達は本来、何も失うものはないのでしょうね。宇宙は本来、宝の蔵で無尽蔵の慈悲のエネルギーに満ち満ちており、その慈悲のエネルギーの一つひとつが私達一人ひとりなのでしょうね。色即是空でありそしてまた空といっても色を通してしか現われてこない訳でそれで私達は色をよく観ることによってそこに空のエネルギーを感じ取り一体感をえる、つまり私達も自然も一体なのだと。玉川さんがよく言われる「無になりたい」の境地ですね！

玉井 2013/05/21()11:32:32 編集

不増不減…

「無になりたい」と思う時、私は「すべてが欲しい、すべてになりたい」と思っているのかもしれないなぁと、いただいたコメントを拝読して気付きました。
うろ覚えなのですが、三島由紀夫のエッセイに「この世のすべてが愛おしい、抱きしめたい、という衝動＝リビドー」というニュアンスの件がありまして、氏の小説は苦手なのですが、このリビドー観は大好きでして…私にとってのリビドー＝制作衝動でして、これは「生命力」「生きている喜び」と言い換えてもよいのかも知れません。
空は色を通してしか…なるほど！仰る通りですよね。
色をどう見るか、は自分次第であるような気もします。この世が持っている色の本来の美しさを認識するためには、自分の生命・魂が元気でないと…（体の健康状態は諸々の事情の影響を受けますが、魂の健康は自分の心次第かなぁ、と）
作る者の責任として、出来るだけ元気でいるための努力を惜しまずにいたいです！

玉川 2013/05/22()10:45:59 編集

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