玉川麻衣の作品、日記、展示等のお知らせです。
新しい作品はカテゴリー「ペン画1」に入っております。
個展 7月:八犬堂ギャラリー(京橋) 10月:ストライプハウスギャラリー(六本木)
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友人のお宅にお邪魔して、べらぼうに素敵な時間を過ごした。
かぶりもの好きな友人のリクエストでパンダかぶり着用で訪問したところ、お子たちがどん引き。
なにか異様なもの、と映るらしく、軽く心を閉ざしてしまい…
うきうきと大人二人で代わる代わる着用しながら飲酒した。
着用した友人が「母ちゃんじゃないよ、パンダさんだよ?」と言うと本気で怯え。
(なるほどねぇ)
没収されてしまい。
ご息女(4才)がパンダかぶりを一生懸命攻撃していたり。
ご子息(9才)が着用するとまさに「鉄コン筋クリート」のシロのようだったり。
子供特有の思考回路とか、骨格とか。
なるほどねぇ。きゅぅん(胸の音)
バカうまい手料理と酒をいただいて、おおいにはしゃぎ。
気付くと翌朝、床に倒れて果てていた。
(ソファからこぼれたらしい。友人が毛布を掛けてくれていた)
もぞもぞと這い出して洗顔し戻ると、ご息女が毛布を広げて四隅に玩具を置き、真ん中で塗り絵をしている。
玩具の理由は「とばないように」だって。きゅぅぅん。
(お子にとってぬいぐるみはリアルな存在で、かぶりもの=変身、なのかも知れない)
(きっとお子にとって、家庭は絶対的な世界で、その秩序を維持するため日々闘っているのだろう。魔法アイテムとかたくさんあるのだろう)
(結界とか、呪術とか、タブーとか)
心身共に素敵な栄養をいただき、やけに肌の調子がよくなった。
このとこ断続的に起こる神経系の発作が、この間まったく起こらず。
かぶりもの好きな友人のリクエストでパンダかぶり着用で訪問したところ、お子たちがどん引き。
なにか異様なもの、と映るらしく、軽く心を閉ざしてしまい…
うきうきと大人二人で代わる代わる着用しながら飲酒した。
着用した友人が「母ちゃんじゃないよ、パンダさんだよ?」と言うと本気で怯え。
(なるほどねぇ)
没収されてしまい。
ご息女(4才)がパンダかぶりを一生懸命攻撃していたり。
ご子息(9才)が着用するとまさに「鉄コン筋クリート」のシロのようだったり。
子供特有の思考回路とか、骨格とか。
なるほどねぇ。きゅぅん(胸の音)
バカうまい手料理と酒をいただいて、おおいにはしゃぎ。
気付くと翌朝、床に倒れて果てていた。
(ソファからこぼれたらしい。友人が毛布を掛けてくれていた)
もぞもぞと這い出して洗顔し戻ると、ご息女が毛布を広げて四隅に玩具を置き、真ん中で塗り絵をしている。
玩具の理由は「とばないように」だって。きゅぅぅん。
(お子にとってぬいぐるみはリアルな存在で、かぶりもの=変身、なのかも知れない)
(きっとお子にとって、家庭は絶対的な世界で、その秩序を維持するため日々闘っているのだろう。魔法アイテムとかたくさんあるのだろう)
(結界とか、呪術とか、タブーとか)
心身共に素敵な栄養をいただき、やけに肌の調子がよくなった。
このとこ断続的に起こる神経系の発作が、この間まったく起こらず。
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我が心の師であり目標である、北斎の墓を訪ねた。
台東区元浅草・誓教寺。
浅草通りを少し脇に入った処にある、こぢんまりとした浄土宗のお寺。
境内の片隅にブロンズの北斎胸像があり(富士を向いているらしい)、その奥の中・高の教室くらいの広さの墓地に、「画狂老人卍」と大書された墓石があった。
有名人の墓参をするのはこれが初めてである。
今までは少し抵抗があった。
人間死ねばそれで終わり、墓は遺族のものであって…
絵描きの魂は作品にこそ残るわけで…
そう思っていたのだが、最近、こちらのサイトに出会って考えが改まり。
http://kajipon.sakura.ne.jp/index.htm
(管理人氏の芸術に対するスタンスに激しく共感。熱くて愉快で、ファンなのです)
…優れた作品を残した人は人類の恩人であるからお礼を言いに行く。
実際に辿り着いて墓と対峙し脳内のその作家と対話すると、新しく見えてくるものがある。
と。なるほどなと。
試しに「脳内北斎」を生成し話し掛けてみる。
「師匠、描けません」
「俺に言うな馬鹿」
…とりあえず出掛けてみることにした。
(数日前、母と口論になり動揺してしまい。
思うように回復しない自分がもどかしかったり。家族にも負担だよなとか。自分はなんてしんどい人間なんだとか)
ぐるぐるともんどりうつよな心持ちで対面したブロンズ像は、イメージよりも柔和な顔をしていた。
(平成2年に、北斎生誕230年を記念して、自画像を元に作られたとか。作者の方は完成後ほどなく亡くなられたらしい)
そうだ。北斎も当然人間であって。
作品から伝わって来るのは北斎の魂、辞世の句
ひと魂で ゆく気散じや 夏の原
の、言わば肉体を脱ぎ捨てた絵描き魂そのものであって…
墓前にて帽子を脱ぎ正座をしたら、自然に言葉が出た。
絵を描けなくて辛いんです。
ただ涙が流れた。
空には雲が流れ、蝉が鳴いていた。
「脳内北斎」は、少し困ったように柔和に微笑んでいた。
魂ばかりを求めて肉体を疎かにするから、よろしくないのだ、きっと。
帽子を目深に被って時折涙を流しつつ、浅草通りを歩いた。
浅草へ。
週末ということもあり、雷門はたいへんに賑わっていた。
参道を抜けて観音様にご挨拶。
おみくじを引いたら、なんと吉。
浅草寺で凶以外を引くのは初めてであるので、なんだか感動した。
(意地になってというか怖いもの見たさというか、来る度に引くのだが、今まで7回凶が続いていた)
(嬉しいような、なんか寂しいような)
境内とその周辺をうろつき(散策・参拝・昼酒が、私の娯楽の形である)、
伝法院横丁を脇に入った飲み屋通り、外れの一軒に入り、薄く暮れはじめた通りと並んだ赤提灯やら行き交う人々やらを眺めながら煮込みつついてホッピーを飲み。
ぼんやりうっとりしていたらば、隣のテーブルのご夫婦が話し掛けてくださり。
席に混ぜていただいてしまい。
深川生まれ深川育ちの実にチャキチャキと素敵な方たちで、鬼平ファン(文庫で全巻持っており、吉右衛門は中学時代からのアイドルであり)の私としては、実に興奮する場面で。
今度深川をご教示いただけることとなり。
その後蕎麦までご馳走になってしまった。
実にスペシャルな体験であった。
折れそうになると、素敵なことが起こるものだなぁ。
やけに酒が回り、へろへろと帰宅。
口論以降微妙に漂う緊張感の中、パンダかぶりを装着して一喝。
「泥酔パンダ!」
父に優しい眼差しで頷かれ、母に「たまにパンダになるとよい」と言われた。
(笑いを取るのは難しい)
私に足りないのはパンダであったのか。
ふと、自分の墓のことを考える。
私は新しく家族を作るつもりがないし、今歩いている道の先に穏やかで幸せな老後が待っているとは思えないし…
今までなんとなく、野垂れ死に・無縁仏で上等、とか思っていたのであるが…
(五木の子守歌の「水は天からもらい水」とか、なかなかロマンティックではないかしら)
しかし今の世の中でその死に様は、物凄く迷惑かも知れないと最近気付き。
(投げ込み塚とかないもんね!)
まぁたぶん、死ぬまでにはまだだいぶ時間があるし。
寿命が近づいたらきっと、納得のいく場所が見えるのだろう。
(適正距離を測るのが下手だから、きっと私はしばしば人を不快にさせてしまうのだな)
台東区元浅草・誓教寺。
浅草通りを少し脇に入った処にある、こぢんまりとした浄土宗のお寺。
境内の片隅にブロンズの北斎胸像があり(富士を向いているらしい)、その奥の中・高の教室くらいの広さの墓地に、「画狂老人卍」と大書された墓石があった。
有名人の墓参をするのはこれが初めてである。
今までは少し抵抗があった。
人間死ねばそれで終わり、墓は遺族のものであって…
絵描きの魂は作品にこそ残るわけで…
そう思っていたのだが、最近、こちらのサイトに出会って考えが改まり。
http://kajipon.sakura.ne.jp/index.htm
(管理人氏の芸術に対するスタンスに激しく共感。熱くて愉快で、ファンなのです)
…優れた作品を残した人は人類の恩人であるからお礼を言いに行く。
実際に辿り着いて墓と対峙し脳内のその作家と対話すると、新しく見えてくるものがある。
と。なるほどなと。
試しに「脳内北斎」を生成し話し掛けてみる。
「師匠、描けません」
「俺に言うな馬鹿」
…とりあえず出掛けてみることにした。
(数日前、母と口論になり動揺してしまい。
思うように回復しない自分がもどかしかったり。家族にも負担だよなとか。自分はなんてしんどい人間なんだとか)
ぐるぐるともんどりうつよな心持ちで対面したブロンズ像は、イメージよりも柔和な顔をしていた。
(平成2年に、北斎生誕230年を記念して、自画像を元に作られたとか。作者の方は完成後ほどなく亡くなられたらしい)
そうだ。北斎も当然人間であって。
作品から伝わって来るのは北斎の魂、辞世の句
ひと魂で ゆく気散じや 夏の原
の、言わば肉体を脱ぎ捨てた絵描き魂そのものであって…
墓前にて帽子を脱ぎ正座をしたら、自然に言葉が出た。
絵を描けなくて辛いんです。
ただ涙が流れた。
空には雲が流れ、蝉が鳴いていた。
「脳内北斎」は、少し困ったように柔和に微笑んでいた。
魂ばかりを求めて肉体を疎かにするから、よろしくないのだ、きっと。
帽子を目深に被って時折涙を流しつつ、浅草通りを歩いた。
浅草へ。
週末ということもあり、雷門はたいへんに賑わっていた。
参道を抜けて観音様にご挨拶。
おみくじを引いたら、なんと吉。
浅草寺で凶以外を引くのは初めてであるので、なんだか感動した。
(意地になってというか怖いもの見たさというか、来る度に引くのだが、今まで7回凶が続いていた)
(嬉しいような、なんか寂しいような)
境内とその周辺をうろつき(散策・参拝・昼酒が、私の娯楽の形である)、
伝法院横丁を脇に入った飲み屋通り、外れの一軒に入り、薄く暮れはじめた通りと並んだ赤提灯やら行き交う人々やらを眺めながら煮込みつついてホッピーを飲み。
ぼんやりうっとりしていたらば、隣のテーブルのご夫婦が話し掛けてくださり。
席に混ぜていただいてしまい。
深川生まれ深川育ちの実にチャキチャキと素敵な方たちで、鬼平ファン(文庫で全巻持っており、吉右衛門は中学時代からのアイドルであり)の私としては、実に興奮する場面で。
今度深川をご教示いただけることとなり。
その後蕎麦までご馳走になってしまった。
実にスペシャルな体験であった。
折れそうになると、素敵なことが起こるものだなぁ。
やけに酒が回り、へろへろと帰宅。
口論以降微妙に漂う緊張感の中、パンダかぶりを装着して一喝。
「泥酔パンダ!」
父に優しい眼差しで頷かれ、母に「たまにパンダになるとよい」と言われた。
(笑いを取るのは難しい)
私に足りないのはパンダであったのか。
ふと、自分の墓のことを考える。
私は新しく家族を作るつもりがないし、今歩いている道の先に穏やかで幸せな老後が待っているとは思えないし…
今までなんとなく、野垂れ死に・無縁仏で上等、とか思っていたのであるが…
(五木の子守歌の「水は天からもらい水」とか、なかなかロマンティックではないかしら)
しかし今の世の中でその死に様は、物凄く迷惑かも知れないと最近気付き。
(投げ込み塚とかないもんね!)
まぁたぶん、死ぬまでにはまだだいぶ時間があるし。
寿命が近づいたらきっと、納得のいく場所が見えるのだろう。
(適正距離を測るのが下手だから、きっと私はしばしば人を不快にさせてしまうのだな)
思うのだけど。
「俺ってドS」などと称する人って、単に無礼であることが多くないですか?
プレイはパートナーと、然るべき場所で行なって頂きたい。
私はよく、S・Mどちらかに著しく偏っているように思われるのだけど…
とりあえず、無礼者とプレイを行なうつもりはないよ。
「俺ってドS」などと称する人って、単に無礼であることが多くないですか?
プレイはパートナーと、然るべき場所で行なって頂きたい。
私はよく、S・Mどちらかに著しく偏っているように思われるのだけど…
とりあえず、無礼者とプレイを行なうつもりはないよ。
ちょいとぶっ壊れておりました。
この数日間記憶が定かでなく…
悪酔いか?
(いろいろ重なったので容量オーバーしたのだろう)
きっと、制作を始めるにはまだ早いのだ。
私にとって制作は、自分の中のものすべてを引き摺り出しひとつひとつ対峙してゆく行為であるので…
外殻が固まりきらないうちに這い出そうとすると、ほらあれ、「風の谷のナウシカ」の巨神兵みたいに…
(て、あれ?寝かせ過ぎて腐れたんだっけ?まぁいいや)
とにかく今一度繭の中に這い戻り、暫し微睡もうと思う。
(制作をしていないと、精神の一部(大部分?)が眠っているように感じる)
(飲酒時がニュートラル)
またおそらく、現在の心情を言葉で捉えようとするから破綻するのだ。
私は言葉が苦手だ。
言葉に出来ないから絵を描くのだ。
描くべきなのだ。
まぁひとまず気分転換、自分を甘やかしてやるかと、川越へ。
地ビール芋ラガーを飲んでよい心持ちとなり(時の鐘の向かいの酒屋にて、地ビールの生が販売されているのです)、蔵造りの町をそぞろ歩き。
とてもよい気分となり。
今日こそは購入しようと、大正浪漫通り「発狂くん」(4/15参照)の看板を掲げた煎餅屋を訪れるが、またも休みで。
(…つぶれてる?)
そいで大中にて阿呆な衝動買いをしちまった。
アニマルかぶり・なりきりパンダ。
我ながら結構似合うと思う。
この数日間記憶が定かでなく…
悪酔いか?
(いろいろ重なったので容量オーバーしたのだろう)
きっと、制作を始めるにはまだ早いのだ。
私にとって制作は、自分の中のものすべてを引き摺り出しひとつひとつ対峙してゆく行為であるので…
外殻が固まりきらないうちに這い出そうとすると、ほらあれ、「風の谷のナウシカ」の巨神兵みたいに…
(て、あれ?寝かせ過ぎて腐れたんだっけ?まぁいいや)
とにかく今一度繭の中に這い戻り、暫し微睡もうと思う。
(制作をしていないと、精神の一部(大部分?)が眠っているように感じる)
(飲酒時がニュートラル)
またおそらく、現在の心情を言葉で捉えようとするから破綻するのだ。
私は言葉が苦手だ。
言葉に出来ないから絵を描くのだ。
描くべきなのだ。
まぁひとまず気分転換、自分を甘やかしてやるかと、川越へ。
地ビール芋ラガーを飲んでよい心持ちとなり(時の鐘の向かいの酒屋にて、地ビールの生が販売されているのです)、蔵造りの町をそぞろ歩き。
とてもよい気分となり。
今日こそは購入しようと、大正浪漫通り「発狂くん」(4/15参照)の看板を掲げた煎餅屋を訪れるが、またも休みで。
(…つぶれてる?)
そいで大中にて阿呆な衝動買いをしちまった。
アニマルかぶり・なりきりパンダ。
我ながら結構似合うと思う。
ちくしょうちくしょう。
負けるものか負けるものか負けるものか。
神経症は、治まったと見せ掛けて揺り戻ってくるから厄介である。
負けるものか。
病むのは恥ずかしいことではない。
他者を貶めるよりどれほどよいか。
魂が病まなければよい。
恥ずかしいのは、半端な仕事をすることだ。
負けるものか負けるものか負けるものか。
神経症は、治まったと見せ掛けて揺り戻ってくるから厄介である。
負けるものか。
病むのは恥ずかしいことではない。
他者を貶めるよりどれほどよいか。
魂が病まなければよい。
恥ずかしいのは、半端な仕事をすることだ。
プロフィール
HN:
玉川麻衣
年齢:
47
性別:
女性
誕生日:
1977/05/08
職業:
絵描き
趣味:
酒、読書
自己紹介:
ペン画を制作しています。 詳しくはカテゴリー「プロフィール」よりご覧下さい。
連絡先→tamagawa10@hotmail.com
連絡先→tamagawa10@hotmail.com
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