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玉川麻衣の作品、日記、展示等のお知らせです。  新しい作品はカテゴリー「ペン画1」に入っております。 個展 7月:八犬堂ギャラリー(京橋) 10月:ストライプハウスギャラリー(六本木)
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落ち着いてきた。
上野の森美術館大賞展のこと。


なんだかすごかった。
100点以上の出品作(1386点の応募の中から260点が選ばれ、前期後期に分けて展示されたらしい)の殆どが最大サイズの100号で…
殆どの作品から「ここ一番勝負!」的な気迫、プラスのパワーが感じられ…
こんなにたくさんのすごい作品、すごい描き手が存在しているのだな、と心底嬉しくなった。


自分の作品に対して幾分冷静に見ることが出来、課題が見え。
次はもっと描こう、こんな角度で努力してゆこう、と見えてきた。
勉強になった。


また、見てくださった方に、私が絵に込めたものが伝わっているな、意図していた以上にばれているな、と感じる場面があり。
ますます気を引き締めて全身全霊で描いてゆこう!と改めて気合が入った。
本当、誤魔化しちゃいかん。甘えちゃいかん。


期間中、祖母と叔母、叔父、従姉が見に来てくれた。
出品作は、祖母の家に間借りしながら描いたのだけど…
制作中に祖母に認知症がはじまり、その世話と制作を並行し…
なんだか次々いろいろこれでもかと問題が持ち上がり、自分が内に仕舞い込んでいた問題も立ち上がってきたり…
本当に、パンドラの箱をひっくり返したようなワイルドな日々だったなぁと。
それももう過ぎたことなのだなぁと。
祖母も一段階落ち着いた様子で穏やかになっていて(不安な時期を抜けて恍惚に一歩近づいたのだろう)、私の絵を喜んでくれていた。
心底嬉しい。


あの制作は、徹底的な自己との対話でもあり。
なかなかに骨の折れる作業であったけど、これから描き続けてゆく為には避けて通れないことで…
そう。すべては過ぎたことなのだ。
すべては過去に流れ去り、現在にはこの作品が残ったわけだ。
素敵じゃないか。


(そういえば、本気で絵の道を志そうと決めた7年ほど前、なにかの折りにこの賞の募集要項を見掛け、いつか出品したいなと思っていたのだった)


…まぁ、やっと、今、ここからだ。
やっと最近、自分にとっての絵とは、表現したいこと、表現者として発信したいこと…が見えてきた。
(時間が長くかかったかも知れないが、この時間には意味があったと信じる)
ここから改めて始めよう。
とにかく描こう。
次はもっと描こう。


…まぁしばらくはバイトと体力作りだな。
(制作中の不摂生に耐えられる体を!)
あといいかげん絵を収納しなきゃ。
(まだ怖くて触れんよぅ。雨戸開けられないよぅ)
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プロフィール
HN:
玉川麻衣
年齢:
46
性別:
女性
誕生日:
1977/05/08
職業:
絵描き
趣味:
酒、読書
自己紹介:
ペン画を制作しています。 詳しくはカテゴリー「プロフィール」よりご覧下さい。

連絡先→tamagawa10@hotmail.com
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