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玉川麻衣の作品、日記、展示等のお知らせです。  新しい作品はカテゴリー「ペン画1」に入っております。 個展 7月:八犬堂ギャラリー(京橋) 10月:ストライプハウスギャラリー(六本木)
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風流絶佳展、昨日が初日。
本日は知恵熱で終日へばり。


昨日はぎゅうぎゅう混み混みでした。
新生フリュウギャラリーに拍手拍手。
現在の自分が幾分引きの視点から見え、課題も見え、勉強になったです。


…いゃしかし、在廊する、て楽しみな反面どうにも怖くて。
制作中の精神状態ではろくに日本語を喋れないから、展示期間中は「絵描きの私」を封印するわけで。
すると、なんつぅか、目が覚めたら混み合った交差点の真ん中に全裸で立っていたとしたらこんな感じかな、つぅか、寄る辺ない心地つぅか、毛布を取り上げられたライナスや殻を剥かれた海老はこんな心地かなって…
(だから毎回素面じゃいられんのです)
(つっこみ待ち)


そんなむきえび状態で、来てくれた友達が心底嬉しく、ここぞとばかりに甘えきって生命力を回復する。
…ぃやあの、趣味や遊びでなく職業として絵描きを志す場合、それは決して夢ではなく現実なわけで。
情ではなく結果。経済問題が重大なのです。
しかし、 私にとって描くという行為は、どうにも寄る辺なくやわらかくどうしてよいかわからない部分から立ち上がってくるわけで…
今だけはそのへん取っ払っちゃえと自分に許し。


たぶん今私はエアポケットにいるのだと思う。
ひとつの季節が終わって新しい季節がはじまる、その狭間。
感謝と意志を持ってこの期間を過ごそうと思う。
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風流絶佳展搬入。
新作の1点は間に合わず、計3点。
ちくしょう。仕方がない。
これが今の私の力だ。
(作品は仕上げて発表するまでゼロなわけで)
悔しい。
悔しいが、恥ずかしくはない。
(恥ずかしいのは半端な仕事をすることだ)


新生フリュウギャラリーは、千駄木、団子坂を登って行った処にあって…
風通しがよく、さりげないけどなんか気になる空間でしたぜ。
参宮橋にあったあの空間(酒持ち込んでは泊めていただいた夜を思い出して今更感傷)が今、第一の羽化をされて羽を乾かしているのだな、て思ったらぞくりとしたですぜ。
近くの谷中の商店街も愉快な感じでしたぜ。
(以上フリュウファンの方へ私信)


今回は様々なジャンルで女性ばかり8名の展示なのだけど…
ちらとお見かけしたらば、柔らかさあたたかさの中に硬質なものを、共通して感じ。
楽しみです。
参加させていただけて嬉しい。
あと、お会いした作家さんのうちお二方がディープに怪我されててびびった。
肩を激しく脱臼されてまだ嵌まってない、て方と、「先月軽~く車に牽かれちゃって」とあのむち打ち用の首輪に両手包帯の方。
ちょっと負けた心地がした。
(西原理恵子の「勝ち負けでゆったらどっちや」てのが好きなんです)
斯くいう私は、久し振りの都会で人酔いしてグロッキーでしたが…
(日頃樹木やイメージとばかり対話しているもので)


帰りに携帯を新調。
前のはね…随分前から着信音は鳴らないし日に数回充電切れるし電源落ちるし、遂に日時が表示されなくなっちまい…
(古いものをもう使えないと判断して新しいものを用意する、て行為が苦手なのです。面倒だから)
出来るだけシンプルで安いものを探して「簡単操作」てコピーに惹かれて購入したらば、なんだか妙に文字が大きくて。
ラクラクホンではない、はずなんだけど…
(私自身の機能を考えたらそれでいいのかも知れないけども)


そして夜、夢を見た。
制作していたら、子供が4人、訪ねて来て。
おやつを取りに行って戻ったら 、男児が絵に落書きをしていて。
首根を掴んで怒鳴り付けたら、「キスして」と言われ…その瞬間、この子は自分の子であった、と気付いたのだ。
昔から、描きかけのまま制作から離れると、決まって自分に子供がいる夢を見る。


(早く描きたい、早く描きたい、早く描きたい…!!しかし一旦、心のお山から下山せねばならない。これ以上の登山は危険だ。(私の場合、「制作で一番苦労すること」てのはたぶん「制作用の精神状態に入り維持する」て行為で)麓でご無沙汰している方々にお会い出来れば、かなりのパワーをいただけるはずだ)


あと、最近嬉しかったこと。
フリュウギャラリーさんのサイトで、紹介文に「幽玄」て言葉を使っていただいたこと。
http://www.flewgallery.jp/
幽玄、て、私にとってはエロの極致で。
(能、て壮絶にエロくないですか!?また私のヰタ・セクスアリスは宮沢賢治なのですが)
(このへんのセンスが偏っていることは自覚しています)



…あぁ。搬入翌日の体は動かないのに頭はとりとめなく動く、ぐだぐだ赤裸々日記になってるなぁ。

(いいもん今日はぐだぐだなんだもん。明日からまた頑張るもん)

(今日はぐだぐだ飲酒の日(気合飲酒の日とか和み飲酒の日もある)

(あぁしまった落ちがつかねぇ)
この絵は今回間に合わないな。
仕方がない。
気合いと勢いでどうにかなるモチーフではない。
心を強く静かに持ち続けないと、竹は曲がる。


作品は仕上げて発表するまでゼロである。
これは今、ゼロだ。
しかし私の中には確実に存在する。
しかし今はまだ確実に無い。
仕方がない。


一旦心のお山から下山しようと思う。
もうすぐ展覧会。
ご無沙汰している方々にお会い出来るはず。
魂が留守ではいけない。


麓まで降りきるとまた面倒だから、麓に近いベースキャンプまでにしよう。
今いる場所は、見晴らしがいいけど酸素が薄くて、なかなか消耗するのだ。
クレバスに落ちないように、慎重に下山しよう。
半日だらだらと過ごして我に返る。
やばいな私。病んでるな。↓
わははは。
笑っておこう。


(あの、すみません。元気です)
髪を掴まれ引き倒されて、「この化け物」と繰り返し詰られる夢を見た。
踏み付けられながら私は、とうとうばれてしまった、でもこれからは隠さなくてもいいんだ、と安心していた。


…馬鹿らしい。
詰っていたのは私の自意識だろう。
(体験が投影されたものと捉えても…馬鹿らしい。わかっている。私は化け物ではない。化け物は私ではなく相手の心の中に居たのだ。わかっている。なんの言い訳にもなりはしない)
制作が思うように進まなくて苛立っているのだろう。


しかしあまりな踏まれ様に邪鬼を思い出した。
邪鬼とお友達になりたい心持ち。
でもあれだな。
「なんだその腑抜けた踏まれっぷりは!」とか言われんだろな。


制作していたら、不意に心中で「親指を切り落とせ!」という声がした。
なんの冗談だと無視していたら、右手の親指を切断するイメージが、飛行機の救命胴衣の使用説明のように、手順を追って延々と展開し…
「切り落とせばもうお絵描きしなくて済む!」と言われた。
そんなに休みたいのか私。


声が煩いのでとりあえずその日の制作は仕舞いにし、親指の付け根に厳重にテーピングをし(万が一声に従いたい衝動が起こった時、てこずって我に返るように)、母に事情を話して「妙な行動をしていたら話し掛けてほしい」と頼んだ。
まぁどうにかなるだろう。


描きたい私と休みたい私がせめぎ合っている。
昔漫画でよく見た、耳元で小さい天使と悪魔が囁き合うのって、こんな感じなのかしら。
この場合どっちが天使で悪魔なのかしら。
まぁどっちでもいいや。


…そうこうするうちに月のものが来てしまい。
仕方ない。一日完全に休むことにした。
あーーーもぅ。時間がないのにぃ。


…まぁどうにかなるだろう。
プロフィール
HN:
玉川麻衣
年齢:
47
性別:
女性
誕生日:
1977/05/08
職業:
絵描き
趣味:
酒、読書
自己紹介:
ペン画を制作しています。 詳しくはカテゴリー「プロフィール」よりご覧下さい。

連絡先→tamagawa10@hotmail.com
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