観察の日

多摩動物公園にて、鶴と虎を観察・スケッチ。



















多摩動物公園は、敷地が広くて木が多く…
動物が元気だし、空間を利用して檻のない状態で見ることの出来るブースも多くて、なかなかに素敵な動物園だと思うのです。
今までに何度か訪れているのだけど、いつも必死で観察するため時間も体力も消費しちまい、未だ全体は見ておらず。
(描く際には極力実物を見たくて。写真だけでは質感・様々な角度・動き・鳴き声や立てる音・匂い…等がわからないわけで。そうしたものや、それと対した時の印象や感情や…情報・経験があればあるほど、絵は生きたものになると思うのです。
…や、つぅかね。見ないと描けないのですよ不器用だから)


…鶴、美しいなぁぁ。
繊細で、儚いような芯の強そうな、造形。
吉祥とか長寿とか、特別な意味を持たせたくなる気持ち、わるわかる。
高らかに鳴く様とか羽根を広げる様とか、なんだか「すげぇもの」を見ている心地がして涙ぐんだ。


…虎、かっこえぇぇのぅぅ。
しかしあの質感と色みをちょっと美味しそうに感じてしまうのは、「ちび黒サンボ」の刷り込みかしら。


なむなむどうか描かせてください。
私に「鶴風味」「虎風味」をお授けください。




撮ったものたち。
だれたアムールトラ。







ぬくぬくねむねむ。







アジアゾウの尻。
生の象、て見る度に感動しちまいます。
あんなに大きいものが生きて動いているなんて、すごい。
でも同時に、あの乾燥肌にハンドクリームを塗りまくりたい、という狂おしい衝動にかられます。








ろくな写真がないなぁしかし(笑)
(写真から描けないのは、私に写真のセンスがない所為なのかも知れない)

雨が降っていたので

傘をさして散歩。


綺麗な、色だなぁ。
なんて綺麗なんだろう。








ここ数年、色が見えていなかったような気がする。
キャパシティに入り切らなくて認識出来ていなかったような。
…うん。まぁ…
そういう季節だったのだよね。うん。


いろんな部分が少しずつ、回復しているように感じる。
今まで調子が悪かったのだな、て気付くのですいろいろと。
明日が来るのが楽しみだ。
明日にはもっとよくなっている。
「絵」に近付いている。

お狐マーク

日本画絵の具、練習中。
胡粉の箱、かわいいなぁ。


まずは水干絵の具から。
まだ右も左もわからんが、それがとても豊かで魅力的であることはわかる。

高いとこからにやにや見下ろしやがって！

お仕事方面に使う画材たちを目的別に仕分け。
アマゾンの箱を再利用したらば、なんか…
むかつく。

散歩の日々

焦るな焦るな焦るな。
…難しいのぅ。


程々とか中庸とかのんびりとか。
苦手なのですよ。
ここ7・8年、とにかくそれらを否定して…
きわみを！極限を！「明日のジョー」のラストみたいに真っ白になりたい！…と自分に対してスパルタ方針でやってきたわけで。
それによって得たものはあるけど、そろそろそれでは身体がもたない、てことなのだろうなぁ。
方針を転換するべき時期。
(…つまり「もういい年なんだから加減てものを覚えなさい」てことなのだけどね。それが難しくて悶々としておるわけですやね)


仕事をしたい。
そのためには健康を取り戻さなければ。
そのためには先ず自律神経とホルモンバランスを整えなくては。
そのためには…


気分転換。リラックス。感動。ときめき。
…このへんは女性ホルモン増強に効果的であるらしく。
私にとってそれらを得られる場所は…
てんで、雑木林を散策し、その中の小さな神社に詣でる日々。


(そぉいや「散歩の日々」て漫画があったなと、つげ義春作品集を読んで少し悲しくなる。
いかんいかん。女性ホルモンとつげ義春、て相性悪そうだ)


落葉を踏み踏み、徐々に枝を露出しつつある木々を見上げてその美しさにうたれつつ。
土の匂い。湿った落葉の甘味を帯びた匂い。乾いた落葉の辛味を帯びた匂い。自分の足音。鳥の声。何かの落ちる音。空気の冷たさ陽の温かさ…
うぅむ。
この世って本当に、膨大で、豊かで、複雑で、シンプルで…
美しいのだなぁ。