散歩の日々

焦るな焦るな焦るな。
…難しいのぅ。


程々とか中庸とかのんびりとか。
苦手なのですよ。
ここ7・8年、とにかくそれらを否定して…
きわみを！極限を！「明日のジョー」のラストみたいに真っ白になりたい！…と自分に対してスパルタ方針でやってきたわけで。
それによって得たものはあるけど、そろそろそれでは身体がもたない、てことなのだろうなぁ。
方針を転換するべき時期。
(…つまり「もういい年なんだから加減てものを覚えなさい」てことなのだけどね。それが難しくて悶々としておるわけですやね)


仕事をしたい。
そのためには健康を取り戻さなければ。
そのためには先ず自律神経とホルモンバランスを整えなくては。
そのためには…


気分転換。リラックス。感動。ときめき。
…このへんは女性ホルモン増強に効果的であるらしく。
私にとってそれらを得られる場所は…
てんで、雑木林を散策し、その中の小さな神社に詣でる日々。


(そぉいや「散歩の日々」て漫画があったなと、つげ義春作品集を読んで少し悲しくなる。
いかんいかん。女性ホルモンとつげ義春、て相性悪そうだ)


落葉を踏み踏み、徐々に枝を露出しつつある木々を見上げてその美しさにうたれつつ。
土の匂い。湿った落葉の甘味を帯びた匂い。乾いた落葉の辛味を帯びた匂い。自分の足音。鳥の声。何かの落ちる音。空気の冷たさ陽の温かさ…
うぅむ。
この世って本当に、膨大で、豊かで、複雑で、シンプルで…
美しいのだなぁ。