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玉川麻衣の作品、日記、展示等のお知らせです。  新しい作品はカテゴリー「ペン画1」に入っております。 個展 7月:八犬堂ギャラリー(京橋) 10月:ストライプハウスギャラリー(六本木)
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眠ろうとすると瞼の裏に枝が現れて、早く描け早くしろと急かされる。

眼球と腕にスペアがあればいいのに。
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目覚め際の夢に、絵の一部が現れた。
どう展開するか決めかねていた部分が三ヶ所、その答えが示されていた。


ペンが動く。
枝が伸びる。
画面の中から風が吹いてくる。
現実よりもリアルに感じられる。


恐怖とそれ以上の高揚。
強烈に、生きているなと感じる。
この感覚を知っているから、どんなに辛くてもまた描くことを求めてしまうのだと思う。


とてつもなくキモチイイ。
でも不思議なくらいに消耗する。
風が吹き始めた。

風が吹いている。
空腹を感じて台所にあった食パンをかじった瞬間、オタマジャクシを思い出した。


何だろう。この感覚には覚えがあるぞ。
もう一口かじりつつ、頭に浮かんだイメージを辿る。
オタマジャクシ…群れ…池…
そうだこれは、昔、祖母の家の裏にあった小さな溜め池だ。
そこはいつもじめじめとしていて、毎年ヒキガエルが産卵に来て、オタマジャクシで一杯になって…
黴た食パンを千切って投げ入れると、縁にびっしりとオタマジャクシが食い付いて黒い繊毛が生えたようになり、くるくると回転してとても愉快であったことだなぁ。そうだこのパン黴てる。


ぼんやりしていたら黴パンを半分ほど食べてしまったよ。
でも私は腹が丈夫なので、さほど問題はない。
制作がそろそろ詰めであるため、それ以外のたくさんの事が疎かになっています。


先日スーパーの鮮魚売り場を歩いていたらば、捻り鉢巻きの威勢のいい店員さんが私を追い越し様に、片腕に収まるくらいの小さめの空き箱を叩き潰して…
その「ぱぁん!」という大きな音に驚いた瞬間、目が回って動けなくなってしまった。
たぶん漫画にしたら目が×か渦巻きになっていたと思う。
こんな動物がたしかいたなと。
例えば、狸寝入り。
あれ、狸は驚くと仮死状態になるのだそうですね。
狸のような私。


一日休養したら、右肩が外れかけていることに気付いた。
どうもうまく動かないと思ったら…
そぉいや痛いかも。うん痛いな。
痛覚が鈍くなっていたようです。


母に「生物としてマイナー」と言われた。
生物てのはもっと、自己や種を保存しようという本能を持ち合わせているものだと。
えと…


唐突に根本的な駄目出しをされて驚いた冬の日。
つぅかこの文章が纏まっているのかいないのか、それもよくわかりません。
今日は雑木林が恐ろしい。
逃げるように帰宅。


実際、逃げ場などはないのだ。
立ち向かうしかない。
仕上げるしかない。


生き延びたい。
そのために描く。
単純なことだ。
プロフィール
HN:
玉川麻衣
年齢:
47
性別:
女性
誕生日:
1977/05/08
職業:
絵描き
趣味:
酒、読書
自己紹介:
ペン画を制作しています。 詳しくはカテゴリー「プロフィール」よりご覧下さい。

連絡先→tamagawa10@hotmail.com
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