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約1.3M四方に桜の枝。
約7ヵ月振りの対峙。
7ヵ月、心許なく悲しく痛かった。
それは魂の大半を、ここに置いたままだったからなのだなぁ。
もうなにがどうでもいい。
絵だけが欲しい。
この絵さえ描ければいい。
この世で絵だけは私のもの。私は絵のものだ。
愛している。
言葉にするなら怒りにいちばん近い感情の津波が興った。
目を閉じ拳を握り奥歯を噛み締め、享受した。
その間意識あやふや。
(それほど長くはなかったはず)
汗ばみこめかみ軋み歯茎腫れ、顔も浮腫んでいるように思う。
しばし動けず。
来たなそろそろだな。
欝期の終わりだ。
描きだすときだ。
ぞくぞくするな。
(怒ったら体温上がるかな)
描き散らした下絵を前に芋焼酎を湯で割りつつ。
あてが欲しくなって食料庫を探り、味噌胡麻マヨネーズをあわせて焼き海苔に薄く塗り畳んで食したら…
なんかうまい。
うふふふ。
マヨネーズ単体は苦手だけど、隠し味には素敵だな。
焼酎に味噌、酒に醤油だなぁ。
(吟醸系の酒には旨い塩だと思うのだけど、私が好きな芳醇がっしり系はやっぱり醤油)
最期の晩餐は、栄川温燗にに湯豆腐(木綿)がよいな。
浅めの糠漬けも付いたら最高だな。
…てことは冬だよな。
一世一代の絵を描き上げて、それを見ながらがよいなぁ。
願わくば 花の下にて春死なん 如月の月の望月のころ (西行)
私は花が咲く直前の枝がいい。
果たして何十年後か……
恥ずかしいほど頑丈な私。
今までに、数体の龍を描いた。
これからも描いてゆくだろう。
私にとって龍は、確実に存在するものである。
その主成分は、自然という大きな力に対する恐れ、憧憬、賛美ではないだろうか。
私は龍を見、感じることがある。触れたこともある。
他の幻獣はどうだろう。
狐には、触れかけたことがある。
どうしてもどうしても描きたい。精進を続ける所存。
主成分は…まだよく見えないが、人の心の闇とエロスが、確実に含まれていると思う。
精進精進。
鳳凰にも憧れる。
が、これはまだ全く見えない。
妖怪は、どうだろう。
好きである。興味がある。しかし…
誰しもがぱっと思い浮かべる妖怪は、たぶん水木しげるの作品で…
それらは鑑賞するべきものだろう。
では自分にとっての妖怪は……
私は妖怪の見えない質なのかも知れない。
主成分は、日常のなかで感じる不安、不可思議に対する愛情、親しみ…共存の形ではないだろうか。
共存、親しみ…グレーゾーンをグレーのまま楽しむのは苦手である。
最近思う。
私に百鬼夜行は描けないかも知れない。
付喪神とは、日常生活のなかで大切に扱われていた器物に宿るものであり…
日常生活にあまり愛着を持てない私には、とらえることが出来ないのでは。
…いやどうかな。
己の限界は己で定めるものだ。
今の、現時点での私には無理だけど、精進を続けてゆけば、新しい視野・可能性が見えてくるだろう。
最近思う。
鬼には、触れることが出来るのではないか。
惹かれて仕方がない。
しかし私は、
鬼を描きたいのか。
鬼になりたいのか。
…まぁ、たいした違いはないだろう。
眼球痛、頭痛がひどい。
両眼球を小さい手にぎうぎうと握り込まれ、頭蓋内の神経を両こめかみあたりで束ねてぎうぎう引かれるようだ。
季節の変わり目なので、自律神経が乱れているのだろう。
心身の要が嵌りきらず。
制作に入れず。
ぐぅぅぅぅ。
この間にいろいろ準備をしておこうと思う。
まずは部家の掃除だな。
…すげかった。
20L用ゴミ袋が3つ一杯。まだ出そう。
殆どが紙類である。
下絵、資料、反故、試し刷り……
実際に描いてみないと認識出来ないものでのぅ。
しかし環境に優しくないな私。
植樹とかするべきかな。
その前にまず分別して、古紙回収に出そ。
連絡先→tamagawa10@hotmail.com