玉川麻衣の作品、日記、展示等のお知らせです。
新しい作品はカテゴリー「ペン画1」に入っております。
個展 7月:八犬堂ギャラリー(京橋) 10月:ストライプハウスギャラリー(六本木)
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幾らかしんどいことが重なり疲れました。
言葉を使おうとすると(話す、書く)手酷い不調に見舞われるもので、少し休みます。
(制作は、進んでいます)
メール等出来なくてごめんなさい。
どうか少し、お待ちください。
言葉を使おうとすると(話す、書く)手酷い不調に見舞われるもので、少し休みます。
(制作は、進んでいます)
メール等出来なくてごめんなさい。
どうか少し、お待ちください。
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床の中で「山家集」を読んで寝たらば、満開の桜木の夢を見た。
それでもやっぱり私の夢なので、花弁の部分は白い鈍い光のようにぼかされて、黒々と空に躍り上がるような幹と細かく見え隠れする梢、として表現されていた。
このようなデータを、私は幾らか持っているらしい。
(描くつもりで観察すると、その対象は画像のデータとして脳内に蓄積されるような気がする。
私の無意識の何処かにいる構成班が、それらを使って構図を作成するような気がする)
私なりの桜花の絵が、描けるかも知れない。
花待つ心を
今さらに春を忘るる花もあらじやすく待ちつつ今日も暮らさむ
おぼつかないづれの山の峰よりか待たるる花の咲きはじむらむ
待花忘他といふことを
まつによりちらぬ心を山ざくら咲きなば花の思ひ知らなむ
(「山家集」より)
…今頃はこんな感じかしら。
吉野山梢の花を見し日より心は身にも沿わずなりにき
あくがるる心はさても山櫻ちりなむ後や身にかへるべき
(同)
…西行にとって桜花は、とても生々しく「心」でもあったのかしら。
それでもやっぱり私の夢なので、花弁の部分は白い鈍い光のようにぼかされて、黒々と空に躍り上がるような幹と細かく見え隠れする梢、として表現されていた。
このようなデータを、私は幾らか持っているらしい。
(描くつもりで観察すると、その対象は画像のデータとして脳内に蓄積されるような気がする。
私の無意識の何処かにいる構成班が、それらを使って構図を作成するような気がする)
私なりの桜花の絵が、描けるかも知れない。
花待つ心を
今さらに春を忘るる花もあらじやすく待ちつつ今日も暮らさむ
おぼつかないづれの山の峰よりか待たるる花の咲きはじむらむ
待花忘他といふことを
まつによりちらぬ心を山ざくら咲きなば花の思ひ知らなむ
(「山家集」より)
…今頃はこんな感じかしら。
吉野山梢の花を見し日より心は身にも沿わずなりにき
あくがるる心はさても山櫻ちりなむ後や身にかへるべき
(同)
…西行にとって桜花は、とても生々しく「心」でもあったのかしら。
今回の製作に於ては、「自分をなくす」ということを考えている。
自分に何かが出来る、などとおこがましいことは考えるまい。
ただ誠実に見、対峙して、誠実に描くこと。
自意識によって見えなくなるものがあるはずだ。
それを抑えることによって見えてくるもの、顕れてくるものが、あるかも知れない。
ないかも知れない。
とにかく、描くべし。
この世は1ミリだって、私などの手に負えない。
だからこそ美しい。
自分に何かが出来る、などとおこがましいことは考えるまい。
ただ誠実に見、対峙して、誠実に描くこと。
自意識によって見えなくなるものがあるはずだ。
それを抑えることによって見えてくるもの、顕れてくるものが、あるかも知れない。
ないかも知れない。
とにかく、描くべし。
この世は1ミリだって、私などの手に負えない。
だからこそ美しい。
絵が、私の居場所なのだ。
今描いているこの画面の中にこそ、私の故郷・ホームがある。
最近そんなことを思っている。
今描いているこの画面の中にこそ、私の故郷・ホームがある。
最近そんなことを思っている。
最近悲しかったこと。
現在取り組んでいる絵を失敗する夢を見た。
…気付くと私は制作している。
「あれ?私はさっき就寝したのじゃなかったか?まだ制作していたのだっけ」
気付くと私は制作時の決まりごと(…考えてみれば決まりごとだらけだ)を全く無視して描いている。
当然しくじる。
「もう駄目だ。今まで積み重ねたものがすべて無駄になってしまった」
泣きながら「新宿御苑」を彷徨った。
「新宿御苑」は広大で、天気がよく、所々で人々が憩っていた。
庭園を横切り、急斜面の梅園で獰猛な鶴の群に襲われたり、疣のきらきらと美しい蟇の沈む青い池を泳いだり…
とにかく泣きながらひたすらに彷徨した。
そのうちに大きな橋の袂に出た。
道の両側にたくさんの人々が、固唾を飲むような様子で立っている。
そういえば今日はパレードが通る日であったことを思い出す。
足を止めて見ていると、何処からか少しずつ、楽の音や浮き立った気配が感じられ、それに伴い群衆の静かな熱気も満ちてきて。
熱気は何処までも果てしなく膨れ上がってゆくようで、なんだか恐ろしいように感じられて、立ち去った。
去りながら泣いていた。
目覚めてからも少しの間泣いていた。
泣きながら夢であったことに気付き、嬉しくてまた泣いた。
最近愉快だったこと。
…私は何故か、「若死にした友人に感じが似ている」というようなニュアンスのことを言われることがあって。
自分では長生きするに違いないという根拠のない確信を持っているのだけれども。
ことによると「夭逝キャラ」と見えるよなそんな要素があるのかしらと、ごくたまに、ふと隙間風を感じるような心地になることもあって。
先日、とあるお宅にお邪魔し美味しいお酒をいただく幸せな機会があり、その席でその話題となり…気付いた。
私は既に「夭逝」と呼べる年ではない。
もうすぐ33になるのだ。
この年で夭逝は厚かましいだろうとか、今死んだら中途半端だよね長生きするしかないよねとか、笑いながら酒を飲んだ。
なんだか厄が落ちたような心地がした。
現在取り組んでいる絵を失敗する夢を見た。
…気付くと私は制作している。
「あれ?私はさっき就寝したのじゃなかったか?まだ制作していたのだっけ」
気付くと私は制作時の決まりごと(…考えてみれば決まりごとだらけだ)を全く無視して描いている。
当然しくじる。
「もう駄目だ。今まで積み重ねたものがすべて無駄になってしまった」
泣きながら「新宿御苑」を彷徨った。
「新宿御苑」は広大で、天気がよく、所々で人々が憩っていた。
庭園を横切り、急斜面の梅園で獰猛な鶴の群に襲われたり、疣のきらきらと美しい蟇の沈む青い池を泳いだり…
とにかく泣きながらひたすらに彷徨した。
そのうちに大きな橋の袂に出た。
道の両側にたくさんの人々が、固唾を飲むような様子で立っている。
そういえば今日はパレードが通る日であったことを思い出す。
足を止めて見ていると、何処からか少しずつ、楽の音や浮き立った気配が感じられ、それに伴い群衆の静かな熱気も満ちてきて。
熱気は何処までも果てしなく膨れ上がってゆくようで、なんだか恐ろしいように感じられて、立ち去った。
去りながら泣いていた。
目覚めてからも少しの間泣いていた。
泣きながら夢であったことに気付き、嬉しくてまた泣いた。
最近愉快だったこと。
…私は何故か、「若死にした友人に感じが似ている」というようなニュアンスのことを言われることがあって。
自分では長生きするに違いないという根拠のない確信を持っているのだけれども。
ことによると「夭逝キャラ」と見えるよなそんな要素があるのかしらと、ごくたまに、ふと隙間風を感じるような心地になることもあって。
先日、とあるお宅にお邪魔し美味しいお酒をいただく幸せな機会があり、その席でその話題となり…気付いた。
私は既に「夭逝」と呼べる年ではない。
もうすぐ33になるのだ。
この年で夭逝は厚かましいだろうとか、今死んだら中途半端だよね長生きするしかないよねとか、笑いながら酒を飲んだ。
なんだか厄が落ちたような心地がした。
プロフィール
HN:
玉川麻衣
年齢:
47
性別:
女性
誕生日:
1977/05/08
職業:
絵描き
趣味:
酒、読書
自己紹介:
ペン画を制作しています。 詳しくはカテゴリー「プロフィール」よりご覧下さい。
連絡先→tamagawa10@hotmail.com
連絡先→tamagawa10@hotmail.com
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