道

先日の見参展でお世話になったギャラリーの方とお話させていただき、ぐぉぉぉ描くぜやるぜ！てな心地で帰宅したらば絵葉書が届いていた。
もう二十年近くも前にお世話になったカウンセラーさん。
現在は沖縄の離島にお住まいなのだって。
三月の個展の際に、十五年くらい振りに葉書を出してみたところ、私を覚えていてくださった。


当時は本当にいろいろあって病気もして「死」が自分の隣にひたりと身を寄せているよな心地でおったのだけど、そこから抜け出す手助けをしていただいた。
現在に至るまで、その方からいただいた言葉に守られていることを何度も感じた。
カウンセリング最終日の最後に「いつの日か個展を楽しみにしています」と仰っていただいた。
絵葉書を見ていたら何かが込み上げ声を上げて泣いてしまった。


「死を現実として感じた経験があるからこそあなたは本当の意味で生きている」
当時いただいた言葉のひとつ。
生命力とカタルシスは取り組んでゆきたいテーマだ。
とにかく生きた絵を描きたい。
そいで出来るだけ元気で楽しいのがいいな。


大きめのサイズで、何処までも続く道と雲海の絵を描きたい。
その道のベースはこの絵葉書にしようかな。
あの道が現在に繋がり、未来へ続いてゆくわけだ。



 

近況

濡れ女の下絵がどうにか出来た。
今まで頭の中に居た其れがパネルへ移ったような心地。
ひと安心。しんどかった…
ここ数日常に頭が重く、目が回り、神経組織をむしゃむしゃと食われるような心地がしていたことです。
モチーフと距離を取るのが苦手な私。
妖怪を描くと毎回自家中毒を起こしてしまいます。


ここのところ過去の自分の絵に腹が立つ。
希薄さ拙さが目について仕方ない。
自分自身にも嫌悪を感じる。
このような時。おそらく成長期なのだ。


小品の制作はひとまず置いておいて、大きめの作品に掛かろうと思う。
10号、25号…
幾つか構図の案がある。
ひとつの峠だ。
全力で挑もう。
道はきっと険しいが、此処を越えた時、私は幾らか上手くなっている。


まだまだ日差しは焦げるようだけれど時折立つ風の涼しさにふと秋を感じる今日この頃。
グリーンカーテンのゴーヤが小振りな実を付け始めたよ。
暑さの盛りにはぐったりとしておりました。
ゴーヤも弱る暑さだったのだなぁ。


昨夜はちょいと涼しかったからシチューにしたよ。
鮭と茸と黒胡椒♪



あと、先日拵えた塩辛。柚子胡椒入り。
わたが太るのはこれからですね。



秋は美味しいものが山盛りなので楽しみです(^^)



よぉぉし。食って鍛えて頑張ろう！
よい絵を描こう！

着手

ただ今構図組み立て中。
頭の中に「何か」が居て何かを物凄い勢いで食っている。
そんな心地。


無駄に疲れる。眠い。腹が減る…


S25号を横目で気にしつつ、M12号で濡れ女。
異形の者の生命力を、描きたい。






濡れ女がむしゃむしゃと脳髄や脊髄を食らっている。
そんな心地がする…

(no subject)

出来ることは出来る出来ないことは出来ない叶うも叶わないも仕方がないそういうものだ。
だから毎回全力を尽くす。
どうなっても後悔のないように。
これは自分のためにすることだ。


よい絵を描く。
それだけを考えろ。
組み立てたS25号パネルの前にて。

(no subject)

二日前から度々、口から勝手に「絵を描きたい！」という言葉が出る。
今日、十一日振りにペンを持つ。
嬉しくて愛しくて、泣きたいような笑いたいような転げ回りたいような心地がする。
今、畳に転げてじたばたしている。