神様どうか、

描かせてください。

私に絵をください。

この画面に生命をください。

(no subject)

花　　花弁　　襞　　重なり　　細波　　清水　　月光　　滴り　　炎　　生命 …

制作中

牡丹の花を描いている。


今までは半ば観念的に見えていた「これから描くべき線」が、今日初めて実体として見えた。


ここ数日、たまに手足の動かし方や発語の仕方を忘れてしまい、時間の感覚が曖昧になっている。
自分が他人であるように感じる。
なにが起こっているのだろう。


まあよい。
とりあえず描けている。

(no subject)

静かに溢れかえるような竹林を、何処までも歩く夢を見た。
隣を歩く人物は顔がよく見えないが、先日、一晩中繰り返し絞め殺し続けた人物であるようだった。
その時もやはり顔はよく見えず、首に回した手拭いの豆絞り柄ばかりが印象に残ったのだが、この人物は自分である、と知っていた。
だから今隣に居る人物も私であるのだろう。


目覚めたら、ごく当たり前に声が出る。
なんということもない。


おそらく私は喋り過ぎていたのだろう。
人にも、自分にも。


制作時に手拭いを頭に巻く習慣があるのだけれど。
当分豆絞りは使わないでおこうと思う。


今はうまく喋れない。
それでよいではないか。
仕方がない。

(no subject)

手拭いにて繰り返し自分を縊る夢を見た。
今日は発語の仕方を思い出せない。
しかしこれはこれで構わない気がする。


上野東照宮にて冬牡丹を観察。
あんな壮絶で異様なものを前にどうして皆「綺麗ね」と笑えるのだろう。


少し疲れた。
少しだけ自分を休みたい。
少しの間、微睡んでいたい。