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玉川麻衣の作品、日記、展示等のお知らせです。  新しい作品はカテゴリー「ペン画1」に入っております。 個展 7月:八犬堂ギャラリー(京橋) 10月:ストライプハウスギャラリー(六本木)
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このとこまたちょいと、ペンに触れない日々で。
しかし絵は、きっと、私の中で少しずつ育っている。


時々…
不意に水面から盛り上がる鯉の背のように、孵化直前の稚魚のように、絵が、静かに力強く蠢く。
全身が、指先まで、期待と畏れに甘く痺れる。
もう少しだ。


組み立てて積み上げて、膨らませ、破裂させて、そこからまた組み立てる。
のだと思う。
出来るだけ大きなものを込められるように。


出来るだけ空を見て、木を見て、風を感じて…
大切な感情を蓄積する。
もう少しだ。
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我が家でも推進中。


計画停電が行われていた頃…
飽き性な母が、「我が家にもグリーンカーテンを!」と言い出したもののすぐに放り出してしまい、結局、凝り性な私が実行することになって。



苦瓜六株に、胡瓜二株。
だって朝顔やヘチマは食べられんしね。
苦瓜は焼酎に合うしね。
胡瓜は日除けにはならないだろうけど、でも私、採りたて胡瓜の糠漬けで晩酌したいんだよ!


…と、動機がエコから食い意地にシフトしつつ。
ついでにミニトマトと山椒も植えてみた。
そんなこんなで、ずぼらながらもぼちぼちと世話をするうちに…
はまってしまったよ。


やぁぁぁ可愛いじゃぁないか!
日々少しずつ確実に成長する様とか。
このとこの暖かさのおかげで旺盛になってきたし。
ぐいぐいと伸びる新芽の頼もしく可愛いこと。
間近で観察する葉の綺麗なこと。
植物は喋らんし、手を掛ければその分元気になるしね。
そのうちに食べられるし。(※重要)


そんなこんなで、茄子と獅子唐、紫蘇、バジルも植えてみた。
毎朝雨戸を開けるのが楽しみであることです。
煮詰まった時に、菜箸片手に害虫探しをするのも愉快です。
(虫は嫌いでないので、宝探し感覚で…
毛虫等は摘まんで遠投。
「はっお前はウリハムシ…てぇことは卵はこのへんか!(新芽をごそごそ)…当たりぃ!」とかなんとか。静かにエキサイト。
鼻の角栓取りパックのキモチヨさに似てるかも)


このとこ胡瓜が、ぽつぽつと収穫出来るようになってきて。
採りたては、甘くて青臭くて、びっくりするほど水気が多くて、美味しいです。


まぁまぁ、知識もなく行き当たりばったりで栽培を始めたもので、そう大した収穫は出来ないのだろうけれど。
精神衛生が、少しだけれど確実に、よろしいですね。


今年の夏は、自家製のあれやこれやで晩酌するのが目下の夢。
(しかし、確実に引きこもり街道を歩みつつあるですねぇ私…(今さらか)



言葉にならない、どうにもならない、感情、衝動…を、描きたい。
出発点は、プラスでもマイナスでも、何処でもよい。
でも、それ自体のベクトルは常に上を向いているようにしたい。


例えば、「憧れ」もそれのひとつだと思う。
または、「畏敬」とか。
手の届かないものへ「恋い焦がれる」感じ、とか。
(こうして言葉にすると近付いたようで遠ざかってしまうような…)



制作中は、眠りが浅くなるのだろう、よく夢を見る。
それはひどく生々しくて、ともすると現実よりもリアルであるような心地がすることもある。
大体が、難解なパズルに取り組んでいたり、絵の習作やシミュレーションを繰り返す夢なのだけれど…
今回の制作に入ってからは、それらと並行してもうひとつ、「違う人生を歩んでいる自分」の夢を見る。


そちらの私は、絵を描いておらず、男性と恋愛している。
神経症も皮膚炎も患わず、屈託は少なく、穏やかにそれなりに満たされている。
問題なく大勢の人と話したり、結婚を控えてふわふわと上昇するような心地でいたり、出産を望んだり、パートナーの手の感触や温度を頼もしく擽ったく思っていたりする。
そして、覚醒する間際に気付き、「そぉかこれ夢だっけ」と笑って諦めるのだ。


…その、諦める時の感情の、名残が覚醒してからも束の間残っている。
そして制作を始めると、その名残が甦り、他の幾つかの感情と混ざりあって胸の内で膨れ上がる。
胸が、「何ともいえないもの」でぱつぱつに張っているような心地がする。


…このような心持ちでいることが、今回の制作にとって必要なのだろう。
夢の中の私は私ではなく、このような願望というか、そぉ言えば今まで考えたこともなくて…
(や、もしかしたら十数年前には望んだこともあったかも。よく覚えとらん)
最初は「何故にこんな夢を?」と不思議であったのだけど。
制作に向かうために、私の無意識が私自身を追い込んでいるのかも知れんなぁ。
(または、このとこちょいと消耗していてまた女性ホルモンが不足しているらしく(口髭、生えたし…)、更年期障害に似た状態が続いておるため、私の婦人科系気管が焦っておるのかも(…大豆食べなきゃ)
(このようなコンディションだからこのような絵を描いている、てぇのもあるのでしょうね)



…しかしね。
このような心持ちで居続けると、制作するには便利だけれど、心が疲労するですね。
膨らみきった胸が、力任せに引っ張り伸ばしたゴムのように、痛むような…
しかし経験上、こうした夢は作品が仕上がるまで続くものなので、解放されるには仕上げるしかないのですよね。


まあまあ、地道に、一歩ずつ、頑張ろう。
仕上がる時には、この感情も、プラスのパワーに昇華しているに違いない。
この胸内の感情が、どのように変化してゆくものか、少し楽しみでもあることです。


(こんなん描いてます~魚ぱつぱつ)



所用で浅草へ。
昼過ぎに用事が終わり、小さな区切りがひとつついたとこでもあるもので、ちょいと息抜き。


浅草寺へ参拝し、缶ビール片手に仲見世をひやかす。
ぺらい法被とか根性鉢巻きとかキーホルダーとか、昨今のお子様は喜ばないのでは?て玩具とか…眺めるのが好きで。
ベタ、てよいですね和みますね。
無駄の無い機能性は美しく、潔い無駄はキュートだと思うです。
煎餅とか人形焼きとか、菓子類はあまり食べないけど、焼かれてる様子や量り売り的に並んでる様子を眺めるのが好きで。
焼いてる職人さん、格好よいなぁ。


並木藪蕎麦へ行ったらば改築工事中であったので、近くで目についた蕎麦屋に入り、鰊の山椒漬けともりで酒一合いただく。
並木藪…あんまり洒落た感じにはならんとよいなぁ。


そいで腹ごなしに隅田川縁を散歩。
川沿いの公園はすっかり整然としてしまって…
十代の頃、寝袋片手に家出して、当時はずらりと並んでいた段ボールと青いビニールシート製の家屋の隙間に一泊させていただき、両隣の方に親切にしていただき、翌朝、たぶん拾ってきた肉や野菜で鍋をご馳走していただいた、という素敵な思い出があります。


そんなこんなでぼんやりと帰途につき、上野駅の売店にて家への土産に豆かんを購入して帰宅。
そいで近所のホームセンターへ行き、鉢と茄子の苗を購入して、定植。
今年の夏には採りたての茄子を肴に晩酌出来ますように。



とてもよろしい休日でした。
また、次へ向かって頑張ろう。



(…今日学んだこと。
昼酒は一合までにしておくと、午後にも活動出来るのですね。
二合飲むと飲酒モードに入ってしまうからのぅ…
三十路も半ばとなったことだし、「程々」の修得を目標にしようと思います。
全力振り絞るのは制作だけにしておこうと思います。
(思っては、いるのだよ)
手を加えてみた。
幾らか変わったかしら…?



プロフィール
HN:
玉川麻衣
年齢:
47
性別:
女性
誕生日:
1977/05/08
職業:
絵描き
趣味:
酒、読書
自己紹介:
ペン画を制作しています。 詳しくはカテゴリー「プロフィール」よりご覧下さい。

連絡先→tamagawa10@hotmail.com
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