復旧中

八月から九月に掛けて、日頃引きこもり風味な私としては、向こう二年分くらいの外出をしたよな心地で。
展示を通して見えてきたものも大きく。
おそらくは情報と刺激の過多で、頭の機能が大幅にダウンしておったですよ。


そろそろ、歩き始めよう。
次の制作に入ろう。


この夏にお会い出来た方々からいただいた、刺激がパワーが温度が、きっと、次の絵を予測出来ないような角度から育ててくれるだろう。
うふふふ。


いただいたものたちが最大限に生きてくれるように…
とにかく、歩こう。
地道に誠実に一歩を踏もう。
出来ることを出来るだけ、大切に、愉快に。


大丈夫。
現在の私は、三ヶ月前には考えもしなかったような、心強さを持っている。

発熱中

搬出してホッとしたらば熱が出たよ。
遠足後に寝込む小学生ですかまったく。


おそらく原因は自律神経の乱れであるもので、どぉにか日常ごとは出来るのだけれど。
頭がまともに働かんよぅ。
(平熱時はまともなのかと言われるとまたその…てへ)


37度後半～38度近くなると、そのなんつぅか、お花畑です。
やたらと汗が出るし、視界は振れたり回ったり、やけにキラキラするし…
漫画的に表現すると、アハハウフフと駆け巡る心地です。
(しりあがり寿画のイメージ)


しばし夢幻を駆け巡ります。
少々お待ちください。


(ひどい日記だなしかし)

それでもいただいた酒瓶はしっかりと抱いて帰りました。

「日本の自然を描く展」終了。
展示総数2800点ほどの大ボリュームの展覧会で。
描く人の数だけ絵があって、意味が理由があって、そのひとつひとつが尊いのではないかな、と改めて思った。
綺麗なものを見て、描きたいなと思い、一心に筆を動かす。
…描き続ける、てのはなかなかに楽ではなくて、考えねばならないこと取り組まねばならないことがたくさんあるわけだけれど…
「描く」という行為の根っこにあるシンプルな気持ちを見失わないようにしたいな、と思った。
あと、もっと肩の力を抜いて自由に描いてもよろしいのだよな、と思った。



「新生展」始まり。
見応え、あります！
40数点の入選作品の、どれもにがつんと来る迫力があり、背筋の伸びる心地がするです。
やぁぁ、凄いなぁ嬉しいなぁ！やっぱり絵、ていいな。
(あ、立体も展示されていて、どれも素敵です)
今後の課題も見え、もっともっと努力をしよう、気合を入れよう、と強く思った。



そしてお越しくださった方たちと飲み。
やたらと楽しく、調子に乗って日本酒大飲み酩酊。


…今回の展覧会が始まってから気付いたのですが、私のことを気に掛けていてくださる方が、いるのだなと。
(制作、て何処までも孤独な作業であるもので、うっかり本当に孤独であるよな心地になってしまったり…
少し前まで、何かと人間関係のしんどい部分が見えてしまう局面であったもので、うっかり少し厭世風味になっておったり。いかんいかん)
「元気で愉快でいること」を、もっと本気で頑張ろう、と思った。
あと、今回お越しくださった方たちを今後、がっかりさせるよなことだけはしてはならんなと。
つまり、地道に普通に真っ当に精進しよう、てぇことですね。


そいで、帰りの電車でまんまと寝過ごし、最寄りから五つ先の駅で運行が終わり。
歩いて帰宅したらば三時間半ほど掛かってしまったよ。
久々にやらかしてしまったよ。
最寄り駅に着いた頃には空が白み電車が動き始めていたことです。
「やらかしちまうのは若さの証さ」などと嘯きつつ、翌日のしんどさに「若さではなくただの阿呆か」と遠い目。



あの、皆様本当にありがとうございます！

開催中

上野へ向かう電車にて。
「日本の自然を描く展」本日まで。
「新生展」本日より。


友人、お世話になっている方、今回の展覧会でお会い出来た方…
お越しくださったり、「見てきたよ」「見に行くよ」メールをくださったり。
ぅぅ嬉しいよぅ(涙)
皆様ありがとうございます。


あと、展覧会のご案内を数通投函し忘れていたことに気付いて青ざめたり、宛先間違えて戻ってきちまい慌てたり。
(私のばか(涙)


あと合間に「空海と密教美術展」「古代ギリシャ展」を鑑賞したり、飲酒したりで、あわあわ幸せぱつぱつな日々。
(知恵熱出るかも)


あ、あの、会場へ…
前回書いた8月31日・9月3日16時～の他に、27日の午後にも行く予定です

祭

八王子にて神輿を担ぐ。
がッつりとリフレッシュ。


五年ほど前から、八王子の平岡町のお神輿に飛び入り参加させていただいていて。
今年は八王子祭りは中止で、(震災の影響で警察関係が忙しく、警備の都合がつかなかったのだって)町内神輿のみで。
二日目には大雨で途中終了だったのだけど。
町の皆様にお会い出来て嬉しく、大変に愉快でありました。


二拍子の掛け声とか、何かしら大きなものに揉みくちゃにされる感覚とか。
「祭り」という非日常の時空の中で、日常の諸々のおが屑のようなもの(…たぶんこれが「ケ」なのでしょう)が…
なんだろう、湿って固く重かったおが屑が、 乾いてほろほろとほぐれてゆくような、そんな心地がした。


よしよし。また日常を頑張ろう。


気持ちがさっぱりとしたらば、シンプルに、「描きたいな」と思った。