それでもいただいた酒瓶はしっかりと抱いて帰りました。

「日本の自然を描く展」終了。
展示総数2800点ほどの大ボリュームの展覧会で。
描く人の数だけ絵があって、意味が理由があって、そのひとつひとつが尊いのではないかな、と改めて思った。
綺麗なものを見て、描きたいなと思い、一心に筆を動かす。
…描き続ける、てのはなかなかに楽ではなくて、考えねばならないこと取り組まねばならないことがたくさんあるわけだけれど…
「描く」という行為の根っこにあるシンプルな気持ちを見失わないようにしたいな、と思った。
あと、もっと肩の力を抜いて自由に描いてもよろしいのだよな、と思った。



「新生展」始まり。
見応え、あります！
40数点の入選作品の、どれもにがつんと来る迫力があり、背筋の伸びる心地がするです。
やぁぁ、凄いなぁ嬉しいなぁ！やっぱり絵、ていいな。
(あ、立体も展示されていて、どれも素敵です)
今後の課題も見え、もっともっと努力をしよう、気合を入れよう、と強く思った。



そしてお越しくださった方たちと飲み。
やたらと楽しく、調子に乗って日本酒大飲み酩酊。


…今回の展覧会が始まってから気付いたのですが、私のことを気に掛けていてくださる方が、いるのだなと。
(制作、て何処までも孤独な作業であるもので、うっかり本当に孤独であるよな心地になってしまったり…
少し前まで、何かと人間関係のしんどい部分が見えてしまう局面であったもので、うっかり少し厭世風味になっておったり。いかんいかん)
「元気で愉快でいること」を、もっと本気で頑張ろう、と思った。
あと、今回お越しくださった方たちを今後、がっかりさせるよなことだけはしてはならんなと。
つまり、地道に普通に真っ当に精進しよう、てぇことですね。


そいで、帰りの電車でまんまと寝過ごし、最寄りから五つ先の駅で運行が終わり。
歩いて帰宅したらば三時間半ほど掛かってしまったよ。
久々にやらかしてしまったよ。
最寄り駅に着いた頃には空が白み電車が動き始めていたことです。
「やらかしちまうのは若さの証さ」などと嘯きつつ、翌日のしんどさに「若さではなくただの阿呆か」と遠い目。



あの、皆様本当にありがとうございます！