忍者ブログ
玉川麻衣の作品、日記、展示等のお知らせです。  新しい作品はカテゴリー「ペン画1」に入っております。 個展 7月:八犬堂ギャラリー(京橋) 10月:ストライプハウスギャラリー(六本木)
[1083]  [1081]  [1080]  [1079]  [1078]  [1077]  [1076]  [1075]  [1074]  [1073]  [1072
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ツイッターに投稿したもの+少し。


私の場合、小品はシンプルなひとつの感情から描けるのだけど、ある程度の大きさの作品はその世界を設定・構築せねばならず…
幾分手間取ってしまうなぁ。


狼図を制作中。
どうしても日本狼に惹かれてしまうのです。
失われた存在。
彼らはどのように野を駆け、どのような瞳で夜を見据え、潜り抜けていたのだろう。
ああ。恋しておるなぁ。


母に、先日描いた狼図は自画像でもあるのだろう、と言われましたよ。
うん。そうかもね…
とても描きやすかったよ。
単独の狼。寄る辺のない夜。


ただ今群れの図を制作中。
寄る辺のある夜、てどんなだろう。
そぉいや私、今までまともに何かのチームの一員であったことがないかも知れません。
協調性がなくてねぇ。
子供の頃通っていたバレエ教室でも、群舞が下手過ぎてソロの自作自演ばかりしていた気がします。

狼は、ある程度成長すると群れを追われて単独になる。
そして、同じく単独のパートナーを見付けるか既存の群れの長を殺すかして、自分の居場所を獲得する。
また、群れ同士や群れと個体が出会った場合、どちらかが死ぬまで戦うのだって。
そうか。

狼にとって、この世に「予め用意された居場所」などはない。
居場所は自力で獲得するもの。
そうか。
寄る辺のある狼は、その「寄る辺」を全力で守り維持しているのかも知れない。

狼の顔が少しだけ見えてきた。
これからどのような顔に育つのだろう。

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
真意
なるほど

僕もね、牛鬼見た時に

あ、これオレだって思いました。

オレこんなんだわ、しょっちゅうって。

ずっと、こういう感じでやってきて
これから先もまだまだこんな感じが
つづくなぁ・・・って思って。

いつか、鳳凰になる時が来るのかなぁって。

物凄くイイ絵だと思います。

狼の顔、いいですねぇ。

犬を見て、ああはならない、いやなれない。
どっちがいいわけでもなく、ただ俺は狼だっていう。

人間の本当の奥底の根底にある気持ちは言葉では
簡単には言い表せられないから棟梁の絵は物凄いです。

実はなかなか、このレベルまでの人間の気持ちを
絵にした人はいないのではないか。

なんだかんだで人間は、本当の本音は誰にも
言わない。言えない。言ったところで、誰にも
ワカラナイから。自分にしかワカラナイ。
れんたろう 2014/09/29()00:38:58 編集
ニュートラル
この表情はいいですよね。

真の意味でこの世のリアルが分かったときって
こういう顔になります。

人間、喜怒哀楽が本当に強く出た時って意外に
こんな感じですよね。


最愛の人が死んだときは泣きません

物凄い裏切りを喰らったときは怒りません

宝くじで億が当たった時は喜びません

それより、

・・なるほど、・・・で、これからどうすっか?

ってね。

呆然とは違います。もう、次を見ている
んです。何の手立てもないのですが、
独り、信じる者は俺だけ と。

ニュートラルって物凄く強い感情だと思います。

無です。

僕の解釈ですが、何にも無い の無ではなく
全ての感情が爆発してフラットになっている状態。

これも、よくあります。

理不尽なこと。ありえないこと。

よく起こるので。

牛鬼と狼の繰り返しの人生ですね。
れんたろう 2014/10/02()00:11:43 編集
ありがとうございます!!
牛鬼の制作は、はらわたを吐き出してしまったような…
心の内を出し過ぎてしまったかな?という心地でおりましたもので、お言葉とても嬉しいです!
ありがとうございます!
描いてよかったです~!

鬼は自分の内の負の感情、神獣は憧れや祈り…上へ向かう感情であるように感じます。

「犬を見て…」のお言葉に、何だか言い当てられたような心地になりました(^-^;

言葉にならない感情や衝動を描きたい!!と思っておりますもので、本当に嬉しいです!
言葉にすることで逆に見えなくなってしまうものもある気がして…
根っこのところにある気持ちやパワーは、善悪や正負などのカテゴライズの及ばないものであるような気もいたします。
素敵なお言葉に勇気をいただきました!
今後とも精進、邁進してまいります(^-^)o
玉川 2014/10/02()12:36:56 編集
なるほど…!!
ニュートラル、のお言葉になるほど!と気付かされる思いがいたしました。
この頃はまだ、自分の中で狼の心・魂が薄らと見えるだけで掴みきれずにいたのですが…
全てを受け入れ、世界の全てを意識し、そして生きることを見据えた表情を描けたらよいな、と憧れます。

野生動物が生き延びるためには世界の全てと対峙する必要があるのかな?とか…
日本狼はまさに、人から「ありえない理不尽」な目に遭わされた存在であるようにも思います。

まだまだ力が及びませんが、日本狼は今後も描いてゆきたいです。
その魂を追い求めつつ精進してまいります(^^)o
玉川 2014/10/14()12:47:30 編集
プロフィール
HN:
玉川麻衣
年齢:
47
性別:
女性
誕生日:
1977/05/08
職業:
絵描き
趣味:
酒、読書
自己紹介:
ペン画を制作しています。 詳しくはカテゴリー「プロフィール」よりご覧下さい。

連絡先→tamagawa10@hotmail.com
ブログ内検索
カウンター
忍者ブログ [PR]


(Design by 夜井)