制作明けて

「濡れ女」…

妖怪。上半身は女性で下半身は蛇。
やたらと長くて何処までも追ってくる。
髪が濡れている。
赤子を抱いていることもある。
「牛鬼」のお使いであったり、同一であることもある。
「磯女房」と同一であることもある。(磯女房は髪で血を吸う)

…らしいです。


先月の一番暑い頃に、
納涼に化け物でも描くか…出来るだけひんやりしたやつがいいな…そうだ濡れ女にしよう！
と取り組み始めたのだけど…
やぁぁ！消耗した！
化け物描く、て疲れるなぁ。
なんだか「こてんぱん」て感じに疲れたよ～


私は描く時に、モチーフと同調・同化してしまう癖があって…
制作中は、毎晩のように金縛りに遇ったり、酷い湿疹が出たり、眠ると「膝から崩れて踞って絶叫する」ような夢ばかり見たりで…
あぁぁ。怖かった。
何故だろう。
「どろどろした不快なもの」を蒸留・精製してどうにか「快」に近いものを取り出したい、と思っていたからかしら。
(見てくれた友人が「気持ちのいい気持ち悪っ振り」と言ってくれてやけに嬉しかったです！ありがとう！)


仕上がったら、金縛りも悪夢もなくなり、湿疹も引いてきて。
心身の疲労も回復してきて。
ここしばらく明け方の夢に「蛇体が頭上で泳ぐ様」を見ていたのだけれど、それが昨夜から「虎の背中の筋肉の隆起」に代わり…
どうやら「憑き物」も落ちて、次の制作へ…中断していた「龍虎」に戻る時期であるようです。
次は瑞獣だしな！元気に行こう！



…あの、昨日これを書き掛けのままうっかり投稿してしまいまして。
ここ最近の日記と合わせてものすごくキモチワルイことになっておりまして。
本当に失礼いたしました。
人様に心配掛けちゃったよぅ。
恥ずかしいよぅ。


あの、蛙と象も謝ってます。
























(でも実は、心配していただけたのが嬉しくてにやにやしてます。ありがとうございます！)