玉川麻衣の作品、日記、展示等のお知らせです。
新しい作品はカテゴリー「ペン画1」に入っております。
個展 7月:八犬堂ギャラリー(京橋) 10月:ストライプハウスギャラリー(六本木)
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
脳神経内科を受診した。
今週、CTと脳波の検査を受ける。
ひそかに高血圧を怖れていたのだが、測定したら、102~49と低めであった。
意外である。
(なんか、キャラ的に高いかな、て。禁煙効果か?)
問診を受け、過労の所為もあるかも知れませんね、と、注意して生活するように、と言われた。
意外である。
(なんか、過労からは相当遠いところに居るよな気がしていた。キャラ的に)
今、かつてなく周囲から労われていて、不思議な心持ちである。
なんだろう。
ランニングに例えると、自分は常に1~2周遅れて歩いているよな気がしており。
私の中には鬼軍曹が棲んでいて、始終反省せい努力せいとがなるのだ。
病院を出て池袋へ移動。
まぁ今日は自分を甘やかしてやるかなと、インド料理屋にてビール飲みつつマトンカレーを食す。
よく冷えたジョッキに口を寄せ、ガラス戸の外の陽光に白んだ大通りを眺めていたら、ふと、気持ちが15年ほど前のそれに重なった、気がした。
何口方面であったか忘れたが、池袋駅周辺のミニシアターが、フェリー二「サテリコン」を配給していて…
高校をさぼってはモーニングショーに通ったものであった。
いろいろもやもやと発酵した思春期のただ中にいた私には、「サテリコン」の世界はどぉぉにも圧倒的で眩しい美であって、こんなに繰り返し観た映画は今のところ他にない。
オールナイトにも行ったっけか。
このシアターは今はもうないようだ。
本当に小さな手作り風味の館で、上映が終わるとミルキーをくれた。
フリュウギャラリーのオーナー氏は、この館で、上映中にフィルムが燃えるという大事件に遭遇されたそうな。
その後、上野・国立博物館にて「対決 巨匠たちの日本美術」鑑賞。
まったくもってとてつもねぇぇボリューム・刺激にへろへろになり、全部は観きれず。
しかし恋い焦がれていた鉄斎「富士山図屏風」と対面出来て大満足。
(いつか富嶽を描きたいものだ)
蕭白「鷹図」に、あぁこの人はこの圧倒的な描写力あっての奇嬌であって、だからこそ凄味のなかにも品と突き抜けた感があるのだな、と改めて感じ入り。
(絵の基礎体力・底力は描写力であると思う)
他にも、対面出来てよかったと心から思える作品がいくつもあり、とても素敵なよい経験であった。
(あぁぁ、やっぱり、絵はいいな。絵はいいな)
ただ、よく調べなかったため展示替えで、等伯「松林図屏風」と対面出来なかったのが残念であった。
(また機会があるだろう)
その後友人のお宅にお邪魔。
ご家族の食卓に混ぜていただき、美味しい食事と酒をいただき、8才と3才のご子息ご息女と接し…
(ごはんがおいしい、てすんばらしいなと)
(子供が育つってすッげぇなと)
細胞のひとつひとつが潤う思いであった。
お子たちが就寝した後友人と差しで飲み、ここひと月ほどのことを取り留めなく聞いてもらい…
私はこのたび滅多にないなかなか難しい局面に対峙していたのかも知れないな、と思った。
きっと、怯える必要も焦る必要もないのだ。
今は、なんだか、曖昧な重たい水のなかに天地も判らず沈み漂っているよな心持ちであるのだが…
然るべき時が来たら然るべきように、目が覚め動き出せるに違いない。
(絵を描きたい。絵を描きたい)
(まだ描けない)
(もう少し)
今週、CTと脳波の検査を受ける。
ひそかに高血圧を怖れていたのだが、測定したら、102~49と低めであった。
意外である。
(なんか、キャラ的に高いかな、て。禁煙効果か?)
問診を受け、過労の所為もあるかも知れませんね、と、注意して生活するように、と言われた。
意外である。
(なんか、過労からは相当遠いところに居るよな気がしていた。キャラ的に)
今、かつてなく周囲から労われていて、不思議な心持ちである。
なんだろう。
ランニングに例えると、自分は常に1~2周遅れて歩いているよな気がしており。
私の中には鬼軍曹が棲んでいて、始終反省せい努力せいとがなるのだ。
病院を出て池袋へ移動。
まぁ今日は自分を甘やかしてやるかなと、インド料理屋にてビール飲みつつマトンカレーを食す。
よく冷えたジョッキに口を寄せ、ガラス戸の外の陽光に白んだ大通りを眺めていたら、ふと、気持ちが15年ほど前のそれに重なった、気がした。
何口方面であったか忘れたが、池袋駅周辺のミニシアターが、フェリー二「サテリコン」を配給していて…
高校をさぼってはモーニングショーに通ったものであった。
いろいろもやもやと発酵した思春期のただ中にいた私には、「サテリコン」の世界はどぉぉにも圧倒的で眩しい美であって、こんなに繰り返し観た映画は今のところ他にない。
オールナイトにも行ったっけか。
このシアターは今はもうないようだ。
本当に小さな手作り風味の館で、上映が終わるとミルキーをくれた。
フリュウギャラリーのオーナー氏は、この館で、上映中にフィルムが燃えるという大事件に遭遇されたそうな。
その後、上野・国立博物館にて「対決 巨匠たちの日本美術」鑑賞。
まったくもってとてつもねぇぇボリューム・刺激にへろへろになり、全部は観きれず。
しかし恋い焦がれていた鉄斎「富士山図屏風」と対面出来て大満足。
(いつか富嶽を描きたいものだ)
蕭白「鷹図」に、あぁこの人はこの圧倒的な描写力あっての奇嬌であって、だからこそ凄味のなかにも品と突き抜けた感があるのだな、と改めて感じ入り。
(絵の基礎体力・底力は描写力であると思う)
他にも、対面出来てよかったと心から思える作品がいくつもあり、とても素敵なよい経験であった。
(あぁぁ、やっぱり、絵はいいな。絵はいいな)
ただ、よく調べなかったため展示替えで、等伯「松林図屏風」と対面出来なかったのが残念であった。
(また機会があるだろう)
その後友人のお宅にお邪魔。
ご家族の食卓に混ぜていただき、美味しい食事と酒をいただき、8才と3才のご子息ご息女と接し…
(ごはんがおいしい、てすんばらしいなと)
(子供が育つってすッげぇなと)
細胞のひとつひとつが潤う思いであった。
お子たちが就寝した後友人と差しで飲み、ここひと月ほどのことを取り留めなく聞いてもらい…
私はこのたび滅多にないなかなか難しい局面に対峙していたのかも知れないな、と思った。
きっと、怯える必要も焦る必要もないのだ。
今は、なんだか、曖昧な重たい水のなかに天地も判らず沈み漂っているよな心持ちであるのだが…
然るべき時が来たら然るべきように、目が覚め動き出せるに違いない。
(絵を描きたい。絵を描きたい)
(まだ描けない)
(もう少し)
PR
この記事にコメントする
プロフィール
HN:
玉川麻衣
年齢:
47
性別:
女性
誕生日:
1977/05/08
職業:
絵描き
趣味:
酒、読書
自己紹介:
ペン画を制作しています。 詳しくはカテゴリー「プロフィール」よりご覧下さい。
連絡先→tamagawa10@hotmail.com
連絡先→tamagawa10@hotmail.com
カテゴリー
ブログ内検索
最新記事
カウンター