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玉川麻衣の作品、日記、展示等のお知らせです。  新しい作品はカテゴリー「ペン画1」に入っております。 個展 7月:八犬堂ギャラリー(京橋) 10月:ストライプハウスギャラリー(六本木)
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今月12日、行徳にてオープンするバーの壁に、絵を描かせていただくことになった。


こちらの都合でオープンには間に合わないのだけど、18日頃から着手し月末には完成させたいなと。
右腕に自然と力がこもる。


行徳へ伺い、完成間近のお店を見せていただいた。
横須賀の外人バー的な雰囲気で、音楽はロック・ハードロック、ショット300~500円とのこと。
カッコイイのだが寛げる、素敵な空間であった。
オーナー氏には前々からお世話になっており。お会いするのは約2年振りで。
(この2年、たくさんのことがあったことだなぁ…)
オーナー氏の娘さんが少し前に病気をされたとのことで案じていたのだが、お会いしたら思いのほか元気そうな様子で、嬉しくなり。


よぉぉし描くぞぉぉぉぉ!!(拳)



もう少しだ。もう少し。
もう少しでまた、描きはじめられる。
今年6月にペンを握らなくなって以来私のなかで眠っていたものたちが、今もぞもぞと蠢いている。
絶えていた回線が復帰しつつある。


同時にここ2年ほど私の心中で凍結していたものたちも、解け出そうとしているのだろうか。
そのような流れも、感じるような気がする。
(凍結していたのだな、と感じるようになったのだ)
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10日ほど前からはじめた糠漬けが、こなれてきた。
大根を少し干してから漬けると美味い。
朝晩掻き混ぜていると糠の機嫌がわかるようで、愛おしくなる。
(ん?糠足すか?塩はこれくらいな。辛子も足しとくか?、て)
糠床のために5分早起きする私。
それもこれも、アテにしてうまい酒を飲むためである。


(昔、主婦だった頃にも漬けていたのだが、別れて即効腐らせたことであった。掻き混ぜてるといろいろ思い出して腹が立って…
もう大丈夫)


料理が楽しい今日この頃。
出汁とりと下拵えを真面目に行なうと、それなりにはなるものだな。
最近偏食になってきた両親も、ちゃんと作ると食べるようだ。



今更な話題なのだけど、私は「メイド」と聞くと「冥土」と変換してしまうのです。
メイド喫茶と聞く度に妙な気持ちになる。
冥土喫茶…
きっと、一人で入ってもコーヒー2つ出てくるんだ。
「お連れ様に」て。
そいで隣席の客たちの中に亡くなった父らしい声の人物が居るんだ。(百けん大好き)
…ちょっといいな。


近々、壁画を描かせていただくことになりそうだ。
この頃度々、絵を描く夢を見るような気がする。
一昨日はたぶん筆を持っていたし、その前は色を混ぜていた。
制作中はとてもクリアな夢を見るのだが、そうでない時は朧で曖昧だ。


バイト先の休憩室から見える桜が、葉を落しつつある。
枝が露出しつつある。
枝!!


この頃時々、右手が意志に関係なく動く。
肘のあたりから力み、小指をぐッと握り込んで中指人差し指親指を緩くまるめ、まるでペンを持つように…
手先に血の集まる感覚がして熱を持ち、指先が痒い。
なんだか、中指と人差し指と親指の先の皮が厚くなりつつあるように感じる。
(制作していると、その三本の指先…ペンに触れるあたりが、全体にペンだこのように変質する。ひどいときには赤子の爪のように。
2~3週間描かずにいると剥がれ落ちるのだが。もうとっくに通常の皮膚に戻っていたのだが)


胸の内で誰かが喚き暴れるような感覚がある。
口が勝手に「描かせてよー!」と動いた。


私の全身が描きたがっているらしい。
もう少しだ。もう少し。


現在私はだいぶ胡乱な様子をしているらしく、母に「自分を危篤にしてバイトを休んで描いたらどうか」と言われた。


バイト先にて、絡んできた同僚(男性)にローキックを入れる。
坐禅会へ。
3回目。やはり、よいな。
血やら気やらの巡りがよくなるように感じ、背筋が伸びる。
閉会後の茶話会にも参加させていただいた。
茶話会、という名の飲み会であった。


発泡酒・日本酒に中国土産のコーリャン酒までいただいて…
年配の参加者の方々から、ちょっとした作法やコツなど、ためになるお話を伺った。
坐禅時の姿勢と読経の声がなかなかよろしい、とお誉めにあずかり浮かれる。
(壊滅的に音痴なうえ声が通らず、声の関係で誉められたことが一度もないため、余計に。恥ずかしげもなく張ったのがよかったのだろう)


端正なものは気持ちがよい。
作法、所作、たしなみ…
私もいいかげん大人なので、身につけたいなと、思っている。
思ってはいる。
(いるんですよ)


翌日に楽しみがあるため早めに座を辞した。
しかし明けて本日、鼻水と悪寒が止まず。喉・関節も痛む。
風邪気味かな、と感じていたのだが、本格的にひいたようだ。
友人との約束を泣く泣くキャンセル。
わぁぁん私のばかばか。


風呂上がりに寝間着の下を着けずに結跏趺坐(両足首を腿に乗せる、坐禅時の正式な座り方。今はまだ片足だけの半跏趺坐で行なっている)の練習をしたのがよろしくなかったか。
しばらく睡眠不足でもあるしなぁ。


パンツ一丁で坐禅を行なうべからず、と戒めて、今日は眠ろう。
(ほらほらたしなみとかそれ…)
まだしばらくバイトが立て込んでいる。


(この頃度々、絵を描く夢を見るような気がする)
美容院へ。
1年以上振り。ショートが鎖骨まで伸びてしまった。
せっかくなのでもう少し伸ばすことにして、緩くパーマをかけてもらう。
パーマは約10年振りである。


林芙美子「放浪記」読了。
疲れた……
著者の20~25才くらいの日記を基に書かれた自叙伝であるらしく、第一部、二部三部と、時系列は同じながら段々とディープに赤裸々になってゆく。
(第三部は戦時中は発行出来なかったとか)
若い女性の体臭・熱・生活臭が強烈に匂い立つようだ。
一部は面白く読み、二部で時折しんどくなり(なんで次々男に貢ぐんだろうとか)、三部で「参りましたぁッ!勘弁してください」と平伏したくなった。
すごいなぁ…
その、時代背景・環境・バイタリティーも勿論なんだけど、その、女くささと言うか…

それでよいではございませんか。猫も夜々を哀れにないて歩いている。私もあんなにして男がほしいと云って歩きたい。
… 
花ちゃんやア、はあい……私はろくろ首の女だ。どこへでも首がのびて自由自在。油もなめに行く。男もなめにゆく。 

夜更けの川沿いの町を心を竦めて私は歩く。…私が尻からげをして歩いているので、狂人女かと、歩く人が、そっとよけて通ってゆく。私はにやにや笑う。男が来ると、わざと、その方へすたすたと歩いてみる。

……(涙目で平伏)


私は淡泊なんだろか。
(比較してはいかんのかな)
や、20やそこらの頃はそれなりに、つうか結構つうか子宮に振り回されていたっけか。
24あたりから徐々におさまりはじめ、今ではすっきりさっぱりである。
枯れたよな気さえする。
性欲に振り回されないのは楽ちんだよな。
(性欲が制作欲にすり代わった、て気もするが)


最近気付いた自分の変化。
必要以上にやわらかい物言いをしてしまう。
必要以上に話を合わせてしまう。
必要以上に相手の顔色を気にしてしまう。
傾向がある。
祖母と密に接していた影響だろう。
相手は不気味に感じたりするのではないか。
「さっきのはやり過ぎだろうッ」と、日に数回、自己に突っ込んでは嫌悪する。
無駄にしんどい私。


人に会いたいという気持ちはあるのだが、怖い。
怖い。怖い。
不快感を与えてしまったらどうしようとか、これはまったく自意識の過剰ゆえであり、このまま肥大を続けたら、山椒魚だ。バナナフィッシュだ。


(大叔父の遺品の中に見付けた「九つの物語」は初版が昭和44年であり、「バナナ魚」となっている。なんか新鮮)


なんだかこう、絵を描いていないと、自分の輪郭が整わない、つぅか核が定まらない、つぅか…
(アイデンティティの欠落?)
外殻をつるりと剥かれてやわやわへろへろな身が晒されているよな心持ちである。
むきえびってこんな気持ちかしら。
プロフィール
HN:
玉川麻衣
年齢:
47
性別:
女性
誕生日:
1977/05/08
職業:
絵描き
趣味:
酒、読書
自己紹介:
ペン画を制作しています。 詳しくはカテゴリー「プロフィール」よりご覧下さい。

連絡先→tamagawa10@hotmail.com
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