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玉川麻衣の作品、日記、展示等のお知らせです。  新しい作品はカテゴリー「ペン画1」に入っております。 個展 7月:八犬堂ギャラリー(京橋) 10月:ストライプハウスギャラリー(六本木)
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フードプロセッサーのスライス機能を使っていて、うっかり、左薬指の先の肉を削いでしまった。


立派な赤蕪があったので酢漬けにしよかなと。
肩が疲労で痛むので横着しよかなと、フードプロセッサーを持ち出し。
取り扱い説明書の類を読む習慣がないもので、適当に使ううちに手が滑り。
「とっ」てな感じの衝撃・手応え…
未スライスの蕪塊は1mほど飛び、指を見ると、丸い筈の指先の左肩が鋭角に、明らかに体積が減っている。
ひぇぇぇぇ。


とっさに口に含み、動揺して台所を歩き回る。
少し目眩がした。
口内に広がる温かい、仄かな塩気。
新鮮な血は生臭くないなと感心しつつ、取り出して患部を見てまたひぇぇぇと含み。
そうだ止血しなきゃと頭上に持ち上げ手首を押さえ。
落ち着いたところで自室に移動。手首をテーピング用テープで括って消毒薬を振り掛け、1時間ほど茫然と挙手。
どぉにか血もどろりと固まりはじめ、痛みも治まってきた。


化膿止めとガーゼを当て、さて、気になるのはもう一方である。
私の欠片は何処。


…フードプロセッサーの刃にひっついていた。
ふっくら炊けたご飯粒くらいの肉片。
白い皮膚の内の薄桃の肉。
患部を見るともっと大きい気がするのに…
時間が経って縮んだのか?
こんなに小さくても「自分の肉片」てすげぇインパクトだ。
トカゲって、すげぇ。


さぁここでどぉしよう。
夏侯惇には及ぶべくもないが人肉を味わっておくべきか?
などとも思ったけど出来なんだ。
怖いよぅ。
生ごみとして回収に出した。


スライスした蕪は夕食にいただいた。
飲酒したらまた出血しはじめたので、手首を括り直し挙手しながら飲んだ。
まだあと1コと半分、あるんだけど…
赤蕪は当分調理したくない。
そしてあと1年くらい、フードプロセッサーは使わないような気がする。
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プロフィール
HN:
玉川麻衣
年齢:
47
性別:
女性
誕生日:
1977/05/08
職業:
絵描き
趣味:
酒、読書
自己紹介:
ペン画を制作しています。 詳しくはカテゴリー「プロフィール」よりご覧下さい。

連絡先→tamagawa10@hotmail.com
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