玉川麻衣の作品、日記、展示等のお知らせです。
新しい作品はカテゴリー「ペン画1」に入っております。
個展 7月:八犬堂ギャラリー(京橋) 10月:ストライプハウスギャラリー(六本木)
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友人が「インドでは樹木と結婚出来るらしい」との情報をくれた。
まままじですか!?どどどうしよう。
私は木が大好きである。
愛してる、と言ってもいいと思う。
幼稚園の頃、遠足で行った先で一日木と話し込んでいたらしい。
今でも描いていると、木のことばが聞こえた!と確信する瞬間がある。
(残念ながら今聞けるのはごく稀に一言、だけなので、会話までには至らない)
たぶん近い前世で私は木で、その生はとても幸せだったのだと思う。
…輪廻転生。
そういう考え方・捉え方・表現の仕方も有りだと思う。
過去の堆積が現在を作っているけれど、過去は今更どうにも出来ないし、過去が現在に干渉することはない。
未来を目標として現在の自分を奮い立たせることは出来るけど、結局どうなるかはわからない。
あるのはずっと現在だけ。どうにか出来るのは現在だけ。
前世も来世も似たようなものとして、現在を客観視するひとつの手段として。
またちょっとした潤いとして。
だから前世の因縁どうこうとか、来世のために現世を捨てるとかは、絶対に無しだと思う。
…閑話休題。
もし木と結婚出来るとしたら、どうしよう。
「ボクはどの石も好きだけどォ…
どの石がボクを好きなのかわからないなァ」
(いがらしみきお「ぼのぼの」)
やっぱり惚れた木を口説くのかなぁ。
その木が人の家の庭先に生えていた場合、「お宅の木をください」て申し入れるのかなぁ。「結婚を前提としてお付き合いさせて頂いてます」とか。
私有地だったら持ち主に、国有地だったら国に…
通い婚?
でも私、木に対しては惚れっぽいんだよな。
描き上がるとすっと落ち着いて、また違う木が気にかかり…
それはつまり、繰り返し描き続けたい、と思える木にまだ出会っていないということか。
まだまだ青いな私…
今まで描いた中でいちばん熱を上げたのは国分寺のヒマラヤ杉かな、とか、理想のタイプはやっぱり桜かな、とか。
いろいろ妄想しつつ、調べてみた。
木婚…
カースト最高位のブラーマン(祭司)には、弟が兄より先に結婚してはいけないという習慣があり、弟が先に結婚したい場合は、儀礼的に兄が木と結婚した。
木が枯れたり倒れたら婚姻は無しになるので、人間の相手が決まったらその木を伐採することもあった。
現在は殆ど行なわれていない、世界的に珍しい婚姻形態である。
…のだとか。
…なんだよッ!!ぱしーん(手拭いを床に叩きつけ)
ひどいじゃないかッ!!
…まぁ木としては、求めるのはただひたすらに陽光・水・空気・土だろう。
いきなり伐採されるのは言語道断として、岐阜の薄墨桜のように無理に延命されるのも迷惑なのでは。
ありのままただ一心に生きる、その力。美。
例えば私が懸想して描きに通うことは、寿命の長い彼らにとって、虫が寄ってきて巣を張るようなものかしら。
伴侶の木の傍らに暮らしてただひたすらに描き続け、寿命を終える。その木の傍らに埋めてもらう。
それってえらく甘美な、お伽話だなぁ。
今のとこ私は、北斎のように、描きに描きに描きながら前のめりに絶命するのが理想なのだが。
木を描いていると、自分の死を思う。
メメント・モリ!
死を想え!そして生きろ。…だな。
本気で想って本気で生きよう。
まままじですか!?どどどうしよう。
私は木が大好きである。
愛してる、と言ってもいいと思う。
幼稚園の頃、遠足で行った先で一日木と話し込んでいたらしい。
今でも描いていると、木のことばが聞こえた!と確信する瞬間がある。
(残念ながら今聞けるのはごく稀に一言、だけなので、会話までには至らない)
たぶん近い前世で私は木で、その生はとても幸せだったのだと思う。
…輪廻転生。
そういう考え方・捉え方・表現の仕方も有りだと思う。
過去の堆積が現在を作っているけれど、過去は今更どうにも出来ないし、過去が現在に干渉することはない。
未来を目標として現在の自分を奮い立たせることは出来るけど、結局どうなるかはわからない。
あるのはずっと現在だけ。どうにか出来るのは現在だけ。
前世も来世も似たようなものとして、現在を客観視するひとつの手段として。
またちょっとした潤いとして。
だから前世の因縁どうこうとか、来世のために現世を捨てるとかは、絶対に無しだと思う。
…閑話休題。
もし木と結婚出来るとしたら、どうしよう。
「ボクはどの石も好きだけどォ…
どの石がボクを好きなのかわからないなァ」
(いがらしみきお「ぼのぼの」)
やっぱり惚れた木を口説くのかなぁ。
その木が人の家の庭先に生えていた場合、「お宅の木をください」て申し入れるのかなぁ。「結婚を前提としてお付き合いさせて頂いてます」とか。
私有地だったら持ち主に、国有地だったら国に…
通い婚?
でも私、木に対しては惚れっぽいんだよな。
描き上がるとすっと落ち着いて、また違う木が気にかかり…
それはつまり、繰り返し描き続けたい、と思える木にまだ出会っていないということか。
まだまだ青いな私…
今まで描いた中でいちばん熱を上げたのは国分寺のヒマラヤ杉かな、とか、理想のタイプはやっぱり桜かな、とか。
いろいろ妄想しつつ、調べてみた。
木婚…
カースト最高位のブラーマン(祭司)には、弟が兄より先に結婚してはいけないという習慣があり、弟が先に結婚したい場合は、儀礼的に兄が木と結婚した。
木が枯れたり倒れたら婚姻は無しになるので、人間の相手が決まったらその木を伐採することもあった。
現在は殆ど行なわれていない、世界的に珍しい婚姻形態である。
…のだとか。
…なんだよッ!!ぱしーん(手拭いを床に叩きつけ)
ひどいじゃないかッ!!
…まぁ木としては、求めるのはただひたすらに陽光・水・空気・土だろう。
いきなり伐採されるのは言語道断として、岐阜の薄墨桜のように無理に延命されるのも迷惑なのでは。
ありのままただ一心に生きる、その力。美。
例えば私が懸想して描きに通うことは、寿命の長い彼らにとって、虫が寄ってきて巣を張るようなものかしら。
伴侶の木の傍らに暮らしてただひたすらに描き続け、寿命を終える。その木の傍らに埋めてもらう。
それってえらく甘美な、お伽話だなぁ。
今のとこ私は、北斎のように、描きに描きに描きながら前のめりに絶命するのが理想なのだが。
木を描いていると、自分の死を思う。
メメント・モリ!
死を想え!そして生きろ。…だな。
本気で想って本気で生きよう。
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プロフィール
HN:
玉川麻衣
年齢:
47
性別:
女性
誕生日:
1977/05/08
職業:
絵描き
趣味:
酒、読書
自己紹介:
ペン画を制作しています。 詳しくはカテゴリー「プロフィール」よりご覧下さい。
連絡先→tamagawa10@hotmail.com
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