玉川麻衣の作品、日記、展示等のお知らせです。
新しい作品はカテゴリー「ペン画1」に入っております。
個展 7月:八犬堂ギャラリー(京橋) 10月:ストライプハウスギャラリー(六本木)
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
昨年12月にふらんす堂より刊行された、森水陽一郎さんの詩集「九月十九日」
…私は装画を提供させていただいたのですが、今年4月に開催された小熊秀雄賞にノミネートされたそうです。
おめでとうございます!
惜しくも受賞には至りませんでしたが、最終候補七作品に選ばれたそうです。
素晴らしい~~(*^^*)
選評を拝見し、「なるほど…! やっぱりイイよね!」と勝手ににやけてしまいましたよ。
第49回小熊秀雄賞選評
刊行された当時、私は約二か月間に個展~グループ展三つというかつてない高度を全力で縦走するような日々で、諸々ろくに機能しておらず…
この機会に改めてご紹介させていただきます。
遠い日に見た美しい景色を思い出したり、現在・現代を生きている自分を改めて実感したり、不思議だったり鋭く刺さったり、本当に素敵な詩集です。
収録されている「失いの旅」が大好きなので、森水さんのお許しを得て掲載させていただきます。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
失いの旅
…私は装画を提供させていただいたのですが、今年4月に開催された小熊秀雄賞にノミネートされたそうです。
おめでとうございます!
惜しくも受賞には至りませんでしたが、最終候補七作品に選ばれたそうです。
素晴らしい~~(*^^*)
選評を拝見し、「なるほど…! やっぱりイイよね!」と勝手ににやけてしまいましたよ。
第49回小熊秀雄賞選評
刊行された当時、私は約二か月間に個展~グループ展三つというかつてない高度を全力で縦走するような日々で、諸々ろくに機能しておらず…
この機会に改めてご紹介させていただきます。
遠い日に見た美しい景色を思い出したり、現在・現代を生きている自分を改めて実感したり、不思議だったり鋭く刺さったり、本当に素敵な詩集です。
収録されている「失いの旅」が大好きなので、森水さんのお許しを得て掲載させていただきます。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
失いの旅
薄明(はくめい)連れ立ち
自分探しの旅に出る
靴底をすり減らし
かかとをすり減らし
くるぶしをすり減らして
やがてひざがしらを失い
生殖器を残らずすり減らして
はがれた爪で土をかき、這い進む
ほどなく手首まですり減らし
ひじのでっぱりを虚空(こくう)にあずけ
つるりとした両肩の丸みをたずさえ
すり傷だらけの土色の芋虫となって
潮風薫(かお)る終末の砂浜にたどり着く
自分探しの旅に出る
靴底をすり減らし
かかとをすり減らし
くるぶしをすり減らして
やがてひざがしらを失い
生殖器を残らずすり減らして
はがれた爪で土をかき、這い進む
ほどなく手首まですり減らし
ひじのでっぱりを虚空(こくう)にあずけ
つるりとした両肩の丸みをたずさえ
すり傷だらけの土色の芋虫となって
潮風薫(かお)る終末の砂浜にたどり着く
ほどなく打ち寄せる白波の手に
両耳と鼻のとがりを持ち去られ
眉とひげと、嵐の髪をむしり取られ
一対の瞳をらんらんと白濁させて
喜びの唇と石の鼓動を引き波に溶かし
残らず彼岸(ひがん)に連れ去られた透明な私は
桃色の足裏に見慣れぬ月曜の暁光(ぎょうこう)を浴びる
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
なんだかね、「描いている自分」を思うのです。
全てを捧げて失う覚悟を決めた先に思いもよらぬ素敵なものを得ることがある、ような…
森水さんのブログに詳細が載っています。
紙の詩集 『九月十九日』 発売のお知らせ
帯文を書かれた河津聖恵さんの新刊「パルレシア――震災以後、詩とは何か」も素晴らしいです。
最初「私にわかるんかな?」とびびりながら読み始めたのですが、すぐに引き込まれ、わからないなりに「詩というものの気配や輪郭」を感じ、「作ること」について気持ちが新しくなりました。
素敵なご本に参加させていただけて、嬉しいな。
森水さんは、今年10月に千葉県いすみ市のブラウンズフィールドの近くの「慈慈の邸(じじのいえ)」の蔵ギャラリーにて朗読会をなさるそうです。
両耳と鼻のとがりを持ち去られ
眉とひげと、嵐の髪をむしり取られ
一対の瞳をらんらんと白濁させて
喜びの唇と石の鼓動を引き波に溶かし
残らず彼岸(ひがん)に連れ去られた透明な私は
桃色の足裏に見慣れぬ月曜の暁光(ぎょうこう)を浴びる
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
なんだかね、「描いている自分」を思うのです。
全てを捧げて失う覚悟を決めた先に思いもよらぬ素敵なものを得ることがある、ような…
森水さんのブログに詳細が載っています。
紙の詩集 『九月十九日』 発売のお知らせ
帯文を書かれた河津聖恵さんの新刊「パルレシア――震災以後、詩とは何か」も素晴らしいです。
最初「私にわかるんかな?」とびびりながら読み始めたのですが、すぐに引き込まれ、わからないなりに「詩というものの気配や輪郭」を感じ、「作ること」について気持ちが新しくなりました。
素敵なご本に参加させていただけて、嬉しいな。
森水さんは、今年10月に千葉県いすみ市のブラウンズフィールドの近くの「慈慈の邸(じじのいえ)」の蔵ギャラリーにて朗読会をなさるそうです。
PR
「♡Animals 2016」
2016年4月11日(月)―20日(水)
11:00-18:30(金曜 ~19:00)...
4月17日(日)休廊
四季彩舎
http://www.shikisaisha.com/up-coming/2417.html
動物をテーマとしたグループ展です。
よろしければどうぞお立ち寄りくださいませ。
0~3号を4点出品いたします。
覚書。今年の展示予定。
4/11~20「♡ANIMALS展」四季彩舎(京橋)
6/29~7/5「たんざく展」伊勢丹新宿店
8/10~16(予定)「アートアートアート」名古屋松坂屋
9/17~19(予定)「見参」アレーナホール(二子玉川)
11/28~12/7 個展 四季彩舎(京橋)
展示以外のお仕事も幾らか…
うん。頑張る!
(私よ、そろそろエンジンかけませんか…?早く整えコンディション!!)
4/11~20「♡ANIMALS展」四季彩舎(京橋)
6/29~7/5「たんざく展」伊勢丹新宿店
8/10~16(予定)「アートアートアート」名古屋松坂屋
9/17~19(予定)「見参」アレーナホール(二子玉川)
11/28~12/7 個展 四季彩舎(京橋)
展示以外のお仕事も幾らか…
うん。頑張る!
(私よ、そろそろエンジンかけませんか…?早く整えコンディション!!)
「骨のあるアート展」
2月23日(水)~3月1日(火)
伊勢丹新宿店5階アートギャラリー
10:30~20:00(最終日~18:00)
骨をテーマとしたグループ展です。 よろしければどうぞお立ち寄りくださいませ。
小町図と狼図、三点出品しております~
2月23日(水)~3月1日(火)
伊勢丹新宿店5階アートギャラリー
10:30~20:00(最終日~18:00)
骨をテーマとしたグループ展です。 よろしければどうぞお立ち寄りくださいませ。
小町図と狼図、三点出品しております~
ぐぉぉぉもう明後日かーー!!
アートフェアに参加いたします!
アートフェアに参加いたします!
「FIELD OF NOW 2016」
2016年2月10日(水)―13日(土)
10:00-18:00(最終日は16:00まで)
オープニングレセプション
2月10日(水)17:00-
銀座洋協ホール
東京都中央区銀座6-3-2 ギャラリーセンタービル6F
四季彩舎より、出展させていただきます。
http://www.shikisaisha.com/news/2362.html
0~40号を15点ほど出品いたします。
よろしければどうぞお立ち寄りくださいませ。
私は10日、13日13時~居ります。
20号狼図、まだ描いてます……(*_*)
プロフィール
HN:
玉川麻衣
年齢:
47
性別:
女性
誕生日:
1977/05/08
職業:
絵描き
趣味:
酒、読書
自己紹介:
ペン画を制作しています。 詳しくはカテゴリー「プロフィール」よりご覧下さい。
連絡先→tamagawa10@hotmail.com
連絡先→tamagawa10@hotmail.com
カテゴリー
ブログ内検索
最新記事
カウンター