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玉川麻衣の作品、日記、展示等のお知らせです。  新しい作品はカテゴリー「ペン画1」に入っております。 個展 7月:八犬堂ギャラリー(京橋) 10月:ストライプハウスギャラリー(六本木)
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今頃年賀状をしたため中。
ずぼらですみません…
せめて下さった方にはお返ししようと。
もう寒中見舞いになってしまうのかしら。


何度も試みてはいたのだけど、どぉにも…
今年の干支・鼠が描けないのです。


今住んでいる家は古いもので、鼠が多く。昨年はまた特別多く。
食料荒らされ、ゴミ散らされ…
先日は、洋服箪笥に入り込んで服を5~6着齧られ…
人を見ても逃げないし。
恍惚入りはじめた祖母は鼠と本気で口喧嘩してるし。
どぉにもこぉにも…
鼠が憎いのです。


打ち克って描くのだ…!!とか葛藤するうちに時間ばかりが過ぎ、自分が無駄なことをしているのに気付き…
もういいや好きな絵にしちゃえと、最近のお気に入りの銅版画をプリント。
したら、予想以上にキモチワルイ出来で。
私としてはなかなかツボに入り。
うきうきと発送。


先ほど母に見せたら、嫌がらせだ不愉快だ非常識だと散々に詰られた。
そうかな……
そこまでひどいとは思っていなかったので、軽くショックである。
つぅか、私の作品、不快……?
今まで気付かなんだわ。
あははは致命的!


まぁいいや。発送しちゃったし。


あ、あの…
年賀状を下さった方、もしご不快な思いをさせてしまったら、ごめんなさい…(深く礼)


(画像はそれの一部)



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一日寝たら痛みが取れた。
しかし気合が入らない。


絵に必要なのは、集中・勢い・爆発である。
(ちまちまカリカリ描いてますが、内心は爆発しとるのです)
ここ最近の自分の覇気のなさに腹が立つ。
でもまぁ怒っても仕方がないから、地道に頑張ろう。


気不足にはなにを喰ったらよいのかしら。
やっぱり酒かな。
先月から続いていた諸々のごたごたがひと段落つき落ち着いたら、風邪が戻ってきやがった。
すっきりと抜けきらず、耳下腺のあたりにうずうずとわだかまっていたのだ。
痛たたた背骨とリンパが痛いぞちくしょう。
丈夫が取り柄なのにまったくもぅ…


昨夜飲酒しながら立てた今年の目標。
とにかくとにかく取り組んでいる絵を仕上げる。
自分とまっすぐに向き合って精神を充実させる。
不本意なこと(=後で恥じるようなこと)をしない。
半端なことをしない。
言い訳をしない。
甘え・卑屈・傲慢を律して1点でも多くの作品を仕上げる。



あと、作品をある程度纏めてゆっくりと見て頂けるような展示をやりたい。
とにかく腹括って描くぞ。
描くぞ描くぞ。


(私が酔い潰れるとき、大概「描きたい」と言い残すそうだ。
きっと最期の言葉もそれなんだろな)


まぁとにかく治さねば。
絵描きは体が資本だ。




遅くなってしまいましたが、皆様昨年は大変お世話になりました。
本年もよろしくお願い致します。
早く、この絵を、お目にかけられますように。
近所の萩山八幡神社へ詣でる。
龍が肩に纏う炎を描くために、お焚き上げを見たいのだ。
ドラム缶の中で、注連縄やお札に混ざって達磨がごろごろ焼かれていた。
観察していたら甘酒を勧めて頂いたので、「出来れば甘くない方が」と言って樽酒を頂いた。


その後八坂八幡神社に移動して観察。
小ぢんまりした萩山神社と違いそれなりの広さがあるので、四角く注連縄を張って焚き火のように燃やしている。
時折達磨がぱんっと音を立てて弾けていた。


帰り道、偶然に幼稚園時代の仲良しさん・ゆうこちゃんの母上にお会いした。
ゆうこちゃんはご結婚されて青梅にお住まいなのだけど…
今夜帰って来るから遊びにおいで、と言って下った。


夜、お邪魔してご家族の夕べに混ぜて頂いた。
おいしいお料理に酒に、懐かしい話に、温かい空間。
姉上のご息女(3才)を鉛筆で描く。
描き初めである。
楽しく幸せで元気が出た。


とても素敵な元日だった。
お神籤も大吉だったし。よい年になるに違いない。
前厄で大殺界だけどな。
よい年にしよう。頑張ろう。
高尾山は寒かった。


制作を仕舞い自室で軽く飲み、22時頃出発。
魔法瓶に芋焼酎お湯割り濃ゆめを入れて携える。


高尾から高尾山口へ行く京王線のホームから、既に参拝客で賑わっていた。
駅から出ると、殆どの人がケーブルカーの駅に向う。
流れを離れて一号路・表参道コースへ。
こちらは人影疎らである。


点々と灯り。
続く山道。
聳える杉。
杉の幹の直線。あまりに真直ぐ過ぎて見る度に驚く。
葉は闇。幹も頭上で溶けてひと続きの黒となり、夜空を切り取る。
空も道と似た形をしている。
星が痛いほど鮮やかだ。


人々は影だったり闇だったり。
すれ違う数秒にに呼吸・衣擦れ・会話・独り言が聞こえ、影・闇はにわかに人に変わる。
妙に生々しい。
ふと、昔の黄昏=誰そ彼はこれくらいの明るさだったのかしら、と思った。
もう少し明るいかな。


中腹を過ぎた頃、眼下に夜景が広がった。
見事。
いくつかの色の光をガラスのように砕いて撒き散らしたよう。
このあたりからケーブルカーを降りた人々が合流し、出店も立って賑わい出す。
薬王院が近くなると、道の両側に灯籠が灯る。
四天王門を潜ると長蛇の列。
大本堂手前仁王門の下で通行規制をかけている。
ここで待つうちに年が明けた。


寒空に響く除夜の鐘。
生で聞くのははじめてだ。
煩悩と一緒にケガレ・澱みも抜けますように。
なにとぞ絵を、イメージを、ものに出来ますように。


鐘を聞きつつ参拝。
堂内ではお護摩。真言が聞こえる。
その後山頂へ。
夜景に星。下弦の月。
冴え冴えときりきりと痛いほどに。
魚以外の光りものが好きでなく、クリスマスイルミネーションなどはうざい、思うのだが…
この光景は、なんて綺麗なんだろう。
たぶん作為的でなく、あるべくしてあるようにあるからだろう。
現実は、こんなに綺麗でもある。


日の出に合わせて迎光祭があるのだが…
いかんせん寒い。
風を避けるものも暖を取るものもない。
魔法瓶の焼酎も注ぐそばから冷める。
30分ほど下ってまた登ったり、薬王院本殿の階段脇の隙間に這い込んでみたりしたのだが…
どうにも無理である。
初日の出は諦めて下山した。
今年は生除夜の鐘でよしとしよう。


暗さを増したような気のする山道を通って麓の広場に出ると、帰ってきた、という感じがした。
年と年の隙間の、ほんの少し異なった次元。
この5時間ほど、なんていうのかな、自分はただあるだけのものであったような。
よしよし生まれ変わったぞ。
心機一転、頑張ろう。



帰宅して風呂場で、祖母の下トラブルに遭遇。
とうとう来たか。
向き合って行かねば。
現実は、たくさんの顔を持つから飽きないなぁ。
プロフィール
HN:
玉川麻衣
年齢:
47
性別:
女性
誕生日:
1977/05/08
職業:
絵描き
趣味:
酒、読書
自己紹介:
ペン画を制作しています。 詳しくはカテゴリー「プロフィール」よりご覧下さい。

連絡先→tamagawa10@hotmail.com
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