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玉川麻衣の作品、日記、展示等のお知らせです。  新しい作品はカテゴリー「ペン画1」に入っております。 個展 7月:八犬堂ギャラリー(京橋) 10月:ストライプハウスギャラリー(六本木)
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近所の気に入りの場所でビールを飲む。


此処は、雑木林が近くちょっとした高台で、岡のような野原が広がっていて…
静かで、空が広く、遠くに所沢の町が見える。



日が沈もうとしている。
雲が色を変える。
灰がかった水色の町並みに灯りがつきはじめる。
風が通る。
低い空を数羽の烏がばらばらと飛んでいる。
蜩が1匹だけ鳴いている。


空を見上げて缶を傾ける。
あぁ、空っぽだな、と。
同時に満たされているな、と思う。


芦原すなお「官能記」の冒頭で…
養護施設から親戚の家へ向かう幼い主人公が、森を抜けて町並みが目に入った瞬間、
「私はこの世界に何の借りもない」
との感慨を覚えるのだけど。
ふとそのシーンを思い出した。


空を見ていると、この世はただ在って、ただ在るだけで、それってすごいことだな、と思う。
「色即是空」てこんな感じかしら。
そら。くう。から。なるほど。
空、て圧倒的にあって、圧倒的にない。


感情の乱れは頻度が減ってきた。
代わりに時々呆けてしまう。
呆けるのって、それなりに気持ちがよいな。


空が暗くなってきた。
今日は色即是空酒。



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蘇我くんを、近所の雑木林の、今度描く予定の楢の根本に埋める。
ごめんねお疲れさま。


絵が、育ちはじめる。
今回は、脳内で組み立てる部分がかなり多い。
仕上げることが出来ますように。


感情の乱れがひと段落。
茫然。
長い悪夢から覚めたようだ。
ここしばらくの、心身の不調、痛み、夢や白昼夢に繰返し現れるイメージ…
なぁに?厄年?誰かソフトに呪ってない?などと思っていたのだけど。(や、呪いはギャグだけど)
それらは無意識の声であったのかも知れないな。
「囚われている。認識に齟齬がある。修正しリセットせよ」


雑木林にて、日が暮れる。
此処は気に入りの場所であり…
古いベンチに腰掛けて、夕日を受けて色を変え徐々に影へと統合されてゆく木々を見上げていると、なんだろう、「緩やかで満たされた死」のようなものを思う。
(ネイティブアメリカンの詩、「今日は死ぬのに最適な日」だっけ。「すべては美しく調和している、自分の畑には最後の鍬を入れてしまった、子供の声がする、、、今日は死ぬのに最適な日」て感じの。(調べてみよう)あんなイメージ)
死の夢は再生を意味するのだそうだ。
きっと、そういうことだ。


などと浸りつつ缶ビールを飲んでいたらば、蚊と蚋に集られて…
ざっと数えて47ヵ所、食われちったよ。
痒ッ。





P2009_0629_184935.JPG
















P2009_0629_191203.JPG




















(心配して下さった方、本当にありがとう。うっかり心が転けちまい…いやぁお恥ずかし。もうすぐ元に戻るです。ありがとう)
(まったくね、頭悪いくせに無駄にいろいろ考えるから、調子を崩すのだわ(笑)
死んでしまった。
うぅぅ(涙)


水槽が小さかったのだなたぶん。
遺骸はビニール袋に入れて冷蔵庫で保存中。
(この時期傷みやすいから)
後で雑木林に埋めに行こう。


しかし金魚って、死んだ途端に、水槽内の異物になります。
生きてる間は水の一部のようなのに。
生命体ってすごい。

最近読んだ本の中から、面白く感じた部分をそのまま抜き出し。


河合隼雄「猫だましい」より…
(心理療法家の筆者が、猫を人の「たましい」の顕現と捉えて、古今東西の猫を主人公とした作品を基にして人の心の在りようをスケッチする本)

…そもそも近代の医学は、心と体、そして、自と他を明確に区別することによって成立したものである。人の体を「客観的な対象」として(あっさり言えば物体として)研究することによって得た知識と、それに関連する技術によって、治療を行うのである。それは端的に言えば、関係を切断することによって成立してきた学問であり技術である。
ここで少し理屈っぽいことを考えてみよう。一メートルの物差しを二つに切ったとする。そのとき、片方の端が五十センチから一メートルまでとすると、片方の方は0からいくらまでになるのだろう。不思議なことにここには名前がつけられない。こちらも五十センチとすると、もとに戻すと五十センチの点が二つあっておかしい。そこで四十九・九センチにすると、0・一センチ抜け落ちてしまう。このことは数学では連続体問題と呼ばれていることで、粒子をひっつけて全体をつくるのではなく、最初から全体としてある「連続体」というのは、なかなか明確に割り切って考えられないのである。
一本の線分を二つに切断するとき、それぞれの端に名前をつけて明確にすると、必ず抜け落ちる部分がある。このことを、人間存在という連続体に当てはめてみよう。それを「心」と「体」という明確な部分に分けた途端に、それは全体性を失ってしまい、その二つをくっつけてみても元にはかえらない。人間という全体存在を心と体に区分した途端に失われるもの、それを「たましい」と考えてみてはどうであろう。それは連続体の本質である。

(面白いです。手元にあるのは新潮文庫版なのだけど、大島弓子の感想漫画がついてます)



大槻ケンヂ「神菜、頭をよくしてあげよう」より…
(エッセイ。筆者自身がパニック障害を患い、克服しようと神経症関係の書籍を読みあさり…)

…共通しているのは、病をきっかけとして自らの人生を振り返り、ストレスをためない、生きることを楽しむライフスタイルへ改善していくということである。
発作の危機に対しては、計算とか整理とか、単純作業を始めると回避が可能。もし仮に起こしてしまったとしても、別に、発作によって狂うことも死ぬこともないのだから、たとえ最低の状態であっても、その中で今できる最小限のことをなせば、人間としてOKなのである。そうやって楽観的に暮らしていくと、やがて薄紙を剥ぐように、少しずつ、病とうまい具合に共生している自分に気付くようになる。

(元気出ちった。オーケン…思春期を思い出して甘酸っぱい気持ちになるですよ。マジックマッシュルーム、怖ぇな)

金魚の蘇我くんが衰弱しとる。
内出血してぐったりしとる。
水換えして塩水浴をさせたのだけど。
どうだろう。


元々長沢くんと比べて体が小さくてのぅ。
餌食べるのも下手でのぅ。
(視力が弱いのではないかしら。よく目の前の餌を取り逃がす)
水槽が小さかったか。
長沢くんにつつかれとるしな。
(テリトリーとか個体の生命力とかの問題か)


もう少し大きい水槽を用意しよう。
蘇我くん…
なむなむなむ(祈)
プロフィール
HN:
玉川麻衣
年齢:
47
性別:
女性
誕生日:
1977/05/08
職業:
絵描き
趣味:
酒、読書
自己紹介:
ペン画を制作しています。 詳しくはカテゴリー「プロフィール」よりご覧下さい。

連絡先→tamagawa10@hotmail.com
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