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玉川麻衣の作品、日記、展示等のお知らせです。  新しい作品はカテゴリー「ペン画1」に入っております。 個展 7月:八犬堂ギャラリー(京橋) 10月:ストライプハウスギャラリー(六本木)
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祖母が泊まりに来た。
現在祖母は静岡に住んでいて、会うのは五月の展覧会以来。
認知症の具合も落ち着いて体調も以前より良さそうで、穏やかな人になっていた。


ちょいと気合を入れてお料理。



2cea0538.JPG













ちらし寿司。
具…干し椎茸、干瓢、蓮根、牛蒡、人参、薄揚げ、胡麻。
飾り…錦糸卵、海苔、酒炒り海老、いんげん、酢蓮







左、時計回りに、
大根柚子漬(大根、柚子(皮と果汁)、昆布、唐辛子、塩、砂糖、蜂蜜、昆布茶を切って混ぜて一晩)
磯巻きほうれん草
がんもどき
南瓜
蒲鉾と豆腐竹輪
右、吸い物(豆腐、朧昆布、三つ葉、柚子皮に薄葛)



ベーシックなちらし寿司を初めて拵えたのだけど、愉快だな…
組み合わせだの具合だの飾りだの。
「さすが絵描きの作る寿司は違う」と、呆れられたのか感心されたのか。
ええ無駄に凝りますとも!
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ヤマボウシに会いに行く。
幸せな巡り合わせで、今度描かせていただくこととなり。




P2009_1121_141827.JPG


















別名水木。
春先に幹に耳を当てると水を吸い上げる音が聞こえ、また幹の其処此所から水が滴るのだって。
樹齢約30年とのことで、ほぼ同い年。ひとつ強気に攻めようと…
抱き付き頬を当て、耳を額を唇を当て…求愛する。
どうか、描かせてください。
あなたが今まで見てきたものを、少しだけ私に分けてください。









ひやりと滑らかな幹、枝の重みしなり、若い小枝の辛味を含んだ香り。
風に揺れる葉の音、小鳥のさえずり、時折通る電車の音…
目を閉じて、地中の根の、土を小石を貫きまた狭間を這い伸び巡る様を、その水を養分を吸い上げる感触を、思う。
幹の中の繊維、管、脈…上へ下へ拡散し収縮し巡り巡り…樹液と私の体液が混ざり合い、思い切り伸ばした腕の指の先に陽光の暖かみを感じる様を、想像する。


どうかどうか、描けますように。


(このようにしか描けないのです。やはりどうにも…)


その後ヤマボウシの持ち主さんのお宅にお邪魔して、美味しい手料理とお酒をいただき…
面白いお話を伺い、愛猫くんの肉球をぷにぷにしたり…
心身に幸せなものをたくさんいただいてしまった。
(全く遠慮をしない厚かましい私)



(感じ取ったものいただいたものを醸し、意思を乗せて…)
心して、幸せに、取り組ませていただこう。








連れて行っていただいた雑貨屋さんで購入。
イギリスの古いビー玉と、チェコスロバキアの練り消し。パラフィン紙ぽいメモ帳。
一昨日久々に顔剃りをしたところ、上唇の両脇に妙にしっかりした毛が。
(「産毛」とは呼べん感じの。眉毛の細いのくらい)
顔用の華奢なカミソリでは歯が立たなくて…
体用(普通のヒゲソリみたいなやつ)を使ったらば、剃れた。
これって…


散歩の途中で小さな神社に立ち寄って拝んだ。
南無エストロゲン女性ホルモンお授けください。
(いろいろ違うということはわかっている)


あの…どうにか抜け毛切れ毛は治まってきて、ハゲは免れたようです。
でも私、ヒゲが生えるかも知れません。
(生えたら画像を(やめておけ)



うぅむ私はどうなってゆくのかしら。ちょっと楽しみ。
(今夜も豆腐食べるよ)
(南無イソフラボンエストロゲン…)
何をしたらいいんだろう。
「のんびり」や「リラックス」が上達するコツとかトレーニングとかないのかしら。
(「このプログラムをこなせばあなたものんびりの達人に!」とか。あればいいのに)
たぶんこの十年で一番労ってんのに…
さくっと治ればいいんだよ私!
気合でなんとかならんのかー!!


…や、こぉいうのがいかんのだな。
一進一退しつつもゆるゆると回復しているではないか。
「これしか出来なかった」ではなく「これだけ出来た」と考えねば。
煮詰まったら散歩をしよう。
(そうだ。散歩が出来るようになったじゃないか!)



色はェー 色はむらさき
目もとは浅黄
忍ぶ心はェー くやよぞめェー
忍ぶ心はェー くやよぞめェー

花はェー 花は折りたし
梢は 高し
花にこころを くれやてきたェー
花にこころを くれやてきたェー

とんとェー とんと白波
うちかけ られて
ぬれてかえらん 客やもなアェー
ぬれてかえらん 客やもなアェー

声はェー 声は義経
思いは 静
吉野山にて すてられたェー
吉野山にて すてられたェー

(門付け唄「こうといな」)



このとこ瞽女(ごぜ)ブーム。
瞽女とは、盲目の女性の旅芸人。
かつて北陸を中心に、弱視の人を先頭に3~5人ほどで連れ立ち、山村農村を旅から旅に、三味線を弾き段物・口説・民謡・はやり唄等をうたった。
多くの人は幼いうちに親元を離れて弟子入りし、厳しい修行を積み、流派によって10~20年ほどの年季奉公を経て初めて一人前となり…
親族のような組合を構成し、生涯を独身で通したのだとか。
当時(…起源はたぶん中世の頃…明治あたりまでが盛んで、昭和に途絶えた。現在は「瞽女唄」を継承する人はいるけど「瞽女」はいない)の村々では、数少ない娯楽のひとつとして喜ばれ、蚕や苗にその唄を聞かせると豊作になるとか、切れた弦や使い古した端切れをもらうと厄除けになるとか、いわれていたのだそうです。


二枚のCD(…「名人による日本の伝統芸 瞽女唄」杉本キクイ、「瞽女うたⅡ―高田瞽女篇」杉本キクイ・杉本シズ・難波コトミ)を聴いたのだけど、その声は突き抜けて骨太、奔放さとどこかに可憐さも感じ。
ただ今夢中。
「それ以外に生きる術がない」とか「旅と唄が生活そのもの」とか。
すげえなぁ……
プロフィール
HN:
玉川麻衣
年齢:
47
性別:
女性
誕生日:
1977/05/08
職業:
絵描き
趣味:
酒、読書
自己紹介:
ペン画を制作しています。 詳しくはカテゴリー「プロフィール」よりご覧下さい。

連絡先→tamagawa10@hotmail.com
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