終わった～

大細密展終了。
お越しくださった方、激励をくださった方、皆様本当にありがとうございました！
今回はとても楽しく、得るものも多かったように感じます。
(勉強になったり、感心したり、ぞくぞくしたり気合が入ったり嬉しかったり…)
(やっぱり私は細かい描写が好きだなぁ。細かくってもいいんだ！て)


最終日のこと。
お世話になっている方や友人がお越しくださって皆で話していて。
阿呆な犬のようにはしゃいだ私は、「自分の鞄の中にコーヒーをぶちまける」という失態をやらかし。
そしたらば、私が「あーー！あーー！」と右往左往する間にお客様方が、手分けしててきぱきと片付けてくださり、私の荷物を整理してくださり、紙やビニールの袋をくださって…
しかも素敵なお土産をいただき、「せっかく会えたのに搬出あるから飲めないよー悲しいよー」とぐずる私を「大丈夫また遊びに行くから」と宥めてくださり。
立ち込める香ばしいコーヒー匂の中、(無糖ブラックにしといてよかった…)「私のお客様はなんでこんなにいい方ばかりなんだろう」とうち震えたことです。
(きっと私が阿呆過ぎるからだな…)
同時に、「私は大人として何かを考え直すべきだろう」と思いました。


そんなこんなで。
しばらくはにやにやうふうふしながら、次の目標へ踏み出すための準備をしようと思います。
まずは掃除だな…
部屋の中が、「近くで船が難破した嵐の後の浜辺」みたいになってるよ…


そいでですね。
来年3月に、個展を開催します。
詳しくはまた改めて、お知らせさせていただきます。
濃ゆくて楽しい展示にしたいなぁ～。
絵の構想がふつふつと湧いておるです。


…でもまぁ、まずは掃除だな。
…掃除かぁ……ぅー…




(いただきもののひとつ。パンダマシュマロ。ちゃんと背中もあるよ！かわいいよ！
ありがとうございます～！)

最終日

昨日の「大細密展」交流パーティーがやたらと楽しくて調子に乗って喋り、声が枯れました。
こもって制作している時間が長いもので、声帯が軟弱になっておるようです。


いろいろと勉強になったり気合が入ったり嬉しかったり。
プラス方面の衝動が、ぐつぐつふつふつしてきたよ。
「ブログ見てるよ」のお声もいただき…
ありがとうございます！
で…あの…その、不審なブログですみません～m(__)m(気を付けてはいるつもりなのだけど…うむ…私自身が不審な人間なのかしら…)


さて本日最終日。
そいで搬出だー！

雲を掴みたい話

今回展示している雲龍図を描きながら思い出したこと。



絵を描く時、最初は下絵や資料、全体のバランスを見ながら、微細なピースを組み上げるように描き進めるわけですが。
途中からは絵が勝手に育つというか…
表層意識でなく無意識で構成するようになるのかしら？
画面上に描くべき線が次々と現れ「早く早く！」と急かすようで、ひたすらにそれを追って手を動かすことになるのです。


そのような状態で雲を描いていた時のこと。
手が、今まで積み上げ盛り上げるように描いていた積乱雲の、下の部分を潰しては層のように階段のように流し始めて。
その様に流れる雲は、資料にも下絵にも見当たらず。
なんだろこれ？でも何処かで見たような…
と首を傾げるうちに、思い出した。


あれはたしか、七年ほど前のこと。
パン工場での短期バイトの帰りに、とても見事な積雲を見て…
なんて見事なのだろう美しいのだろう。私には到底描くことが出来ない。手の伸ばし方もわからない。この世にはこんなに美しいものが当たり前にたくさん存在しているのに、私は一ミリだって触れられていない。
…とかなんとかそんな具合に打ちのめされて、悔しさにぼろ泣きをしたのだった。


当時の私の画力では雲には全く手が出せず、(「発表出来る作品」にすらまだなっていなかった)自分が今欲していることは正に「雲を掴む話」なのでは？などと自分の無力さが恐ろしくなったのだった。
それでも、「今描けるものを全力で誠実に描くこと。その積み重ねがそのうち雲にも届くはずだ！」 という、根拠のない信念のような電波のようなものがあって…
「ちくしょう今は無理だけどそのうちに絶対に描いてやるんだぞー！」と、全力でその雲を観察したのだった。


すっかり忘れていたのだけれど、現在描いている雲は、その七年前に見た雲に似ているような気がしてならなかった。
私の無意識は、当時の「いつか描いてやる！」をずっと覚えていたのかも知れない。


私が「本気で絵を描く！」と決意したのは、今から十年ほど前で。
美大に行っておらず知識も知恵もなく、ひたすら「気合入れて描く！」ことばかりを考えていてそれ以外の殆どのことを疎かにしてきてしまい。
落ち込んだ時などに、「私は一体何をやってきたのだろう。ただの浪費と消耗なのでは？」などと無駄なループにはまりかけるのだけど。
でもとりあえず、出来不出来は置いといて、雲に取り組むことは出来るようになったのだなぁ。
七年前の私ならきっと、他の何を得ている未来よりも「雲を描ける未来」を選んだだろう。
そのように思い至り、描きながら少し泣いた。


七年前の私よ。諦めなくてよかったなぁ。




(あ…あのですね、幾人かの方から「大細密展行ったよ」やご感想のメールをいただきまして、この一月の頑張りが報われた！描いてきてよかった！て喜び悶えておりますありがとうございます！)

ここのとこのこと

ここ約一月ほど、制作と展示の準備で頭と気持ちがはち切れそうに一杯で、ろくに文章を書けんでした。
いただいたメールにも返信出来ていないよ…
幾人かの方から激励や「行くよ」のメールをいただきものすごく嬉しかったですありがとうございます！
疲労が高じて悲しくなった時に何度も読み返してにやにやさせていただきました。


えと、どうでもよいよなことなのだけれど、書きかけて纏められずに放ってあった小ネタいくつか。


ここのとこのちょっとした疑問。
制作に消耗して近所をよぼよぼ歩いていたら、帰宅途中の小学生の一群とすれ違い、「変な人だ。逃げろー」と言われた。
その後、散歩途中の犬にむやみに吠えられた。
ふと、私は人として何かを考え直すべきなのだろうかと思った。
(でもね小学生。私が本当に「変な人」だった場合を考えて、黙って逃げた方がいいと思うよ？)


ちょっと感心したこと。
冷蔵庫に卵を仕舞っていた父が、ひとつ取り落とした。
父は床で潰れた卵を穏やかに見つめ微笑みながら、「運命なんだ」と言った。
何か大切なことを教わったような心地がした。
(誤魔化しとか取り繕いとかそのへんの)


ほっこりしたこと。
グリーンカーテンにて、ゴーヤの巻きひげが胡瓜の棘に掴まっていた。
かわゆい…





やぁ本当にどうでもいいですね！
でも誰かに言いたかったのよー

(no subject)

大細密展搬入してきました～。
ぎゅぅぅぅ疲れた……今の私は雀にも負ける気がする…カマキリに威嚇とかされたらきっと泣くよ…


あ、あの、大細密展明日からです～
http://www.gallerycomplex.com/c/daisaimitsu/index.html
他の出展者さんたちのスペースもちらちら覗いてきたのだけれど、見応えあります！


あぁ。ぅぅ。ぎゅぅ。
(頭が働かん)
今日はもう飲酒して寝よ…