色の世界

上がりきっていたテンションが戻らず、うまく眠れず。
無駄に元気に近所を徘徊し独り言を言い放し、そんな自分に少し引き…
もっと意味のあることをせねばと、溜め込んでいた掃除洗濯ゴミ出し画材の手入れ…を一気に片付けようと、鉢巻き締めて右往左往していたところ、俄かにスイッチが切れ…
寝床に倒れ込み、「ココハドコ？ワタシハダレ？」な心持ちで、窓を開け外を見て…
驚愕。


この世はなんと色に溢れていることか。


そういえば、描きはじめてから今まで、モノクロの線の世界に居たのだ。
とにかく枝を。枝を。
色も花も葉も、「見る」ことを禁じていた。
（網膜に映しても、極力意識・記憶しないように…）
もう、好きなだけ「見て」もよいのだ。


そう思ったら泣けた。
そして少し眠った。


まったくこの世は、明るく豊かで美しい。