玉川麻衣の作品、日記、展示等のお知らせです。
新しい作品はカテゴリー「ペン画1」に入っております。
個展 7月:八犬堂ギャラリー(京橋) 10月:ストライプハウスギャラリー(六本木)
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調べたら、初めて三峯神社に参拝してから今年で十年でした。
年に数回、境内から奥宮、表参道や境内の周辺を歩き狼図の取材をしています。
風景や空気が自分の内に浸透して狼の気配を感じられたらいいなと。
祈るような恋焦がれるような気持で歩き、描いてきました。
狼信仰を描くことは、その土地を描くことだと思うのです。
今はもういないニホンオオカミ。
現世でのあれこれを脱ぎ捨てて、魂とか精霊とかそうしたものになって、野山を自在に駆け回っていてほしいなぁ。
例えば山道で特別な風を感じる時、私たちは狼とすれ違っているのかも知れない。
私なりの狼のレシピは…
年に数回、境内から奥宮、表参道や境内の周辺を歩き狼図の取材をしています。
風景や空気が自分の内に浸透して狼の気配を感じられたらいいなと。
祈るような恋焦がれるような気持で歩き、描いてきました。
狼信仰を描くことは、その土地を描くことだと思うのです。
今はもういないニホンオオカミ。
現世でのあれこれを脱ぎ捨てて、魂とか精霊とかそうしたものになって、野山を自在に駆け回っていてほしいなぁ。
例えば山道で特別な風を感じる時、私たちは狼とすれ違っているのかも知れない。
私なりの狼のレシピは…
狼のイメージ+ニホンオオカミ+狼信仰+ロマン。
動物園で観察したタイリクオオカミの姿と動き、骨格模型、生態、
物語や伝承の中の姿、本に書かれたニホンオオカミ(生物学的特徴、目撃談から伺える人々の心の中の姿)、
その歴史、毛皮や骨等から受ける印象、狼信仰の概要・歴史、信仰のあった土地の歴史・自然(風景と五感で感じるもの、気配)、
物語や伝承の中の姿、本に書かれたニホンオオカミ(生物学的特徴、目撃談から伺える人々の心の中の姿)、
その歴史、毛皮や骨等から受ける印象、狼信仰の概要・歴史、信仰のあった土地の歴史・自然(風景と五感で感じるもの、気配)、
護符や狛犬から伺える人々の心の中の大口真神の姿、
…このあたりをミックスして憧れと恋心、願いや理想を乗せた感じです。
夜の山…人の立ち入れない領域を統べる者、獣と自然神・精霊のあわい、夜の底の守護者、というイメージも持っています。
取材で得た情報を頭に、憧れを胸に山道を歩いていると、時折、脳裏に鮮やかな狼の姿…映画の予告編のような、毛の一本、息遣いや眼差しまでわかるイメージ…が見えることがあります。
このイメージを基に制作します。
(何度か、「見える」方(…霊感のある方?)に「リアルに描けている」と言っていただいたことがあります。「見える」方は、私が「絵描きの目」で見るものを肉眼で見ていらっしゃるのかも知れないな、と思っています。
私自身は霊感はないし、オカルトやスピリチュアル方面には疎く…「不思議なこと」は「あるのかも知れないね」という感じです。
この世には、知らないこと、理解・認識出来ていないこと、自分に見えていないものがたくさんあって、人それぞれに大切なものがあって、それらに敬意を払うことは 素敵なことだと思います。そうした処に「美」が宿ると思うのです。
畏敬は美しい)
三峰が背景の狼図二点
思えば、狼の制作を続けるうちに、嬉しい出会いがありお仕事をいただきました。
SNSで三峯狼の絵をご覧くださった寺崎美紅さん(絵本「蒼い夜の狼たち」原作・製作者)からご連絡をいただき、七ツ石山の狼信仰を描き始め、七ツ石神社再建プロジェクトに参加し…
それをきっかけに作品を知ってくださった方から怪談本の挿画や挿絵のお仕事をいただき…
(どのお仕事も本当に嬉しいのですが、十代の頃から耽読してきた幻想文学の絵を描けたことに感激しました。「文豪ノ怪談ジュニア・セレクション『死』」(汐文社) の編者・東雅夫さんは、三峯神社にご縁が深いのだそうです)
憧れていた絵本のお仕事も出来ました。
「ご縁」「ご利益」とはこういうことなのかな、と思います。
敬意と目標を持ち努力を続ける中で得られる幸運。
出会いや、作品をご覧くださった方からいただく言葉によって、私の中の狼が育つのを感じます。
今後も 憧れと恋心、畏敬を胸に精進を続けます。
取材で得た情報を頭に、憧れを胸に山道を歩いていると、時折、脳裏に鮮やかな狼の姿…映画の予告編のような、毛の一本、息遣いや眼差しまでわかるイメージ…が見えることがあります。
このイメージを基に制作します。
(何度か、「見える」方(…霊感のある方?)に「リアルに描けている」と言っていただいたことがあります。「見える」方は、私が「絵描きの目」で見るものを肉眼で見ていらっしゃるのかも知れないな、と思っています。
私自身は霊感はないし、オカルトやスピリチュアル方面には疎く…「不思議なこと」は「あるのかも知れないね」という感じです。
この世には、知らないこと、理解・認識出来ていないこと、自分に見えていないものがたくさんあって、人それぞれに大切なものがあって、それらに敬意を払うことは 素敵なことだと思います。そうした処に「美」が宿ると思うのです。
畏敬は美しい)
三峰が背景の狼図二点
思えば、狼の制作を続けるうちに、嬉しい出会いがありお仕事をいただきました。
SNSで三峯狼の絵をご覧くださった寺崎美紅さん(絵本「蒼い夜の狼たち」原作・製作者)からご連絡をいただき、七ツ石山の狼信仰を描き始め、七ツ石神社再建プロジェクトに参加し…
それをきっかけに作品を知ってくださった方から怪談本の挿画や挿絵のお仕事をいただき…
(どのお仕事も本当に嬉しいのですが、十代の頃から耽読してきた幻想文学の絵を描けたことに感激しました。「文豪ノ怪談ジュニア・セレクション『死』」(汐文社) の編者・東雅夫さんは、三峯神社にご縁が深いのだそうです)
憧れていた絵本のお仕事も出来ました。
「ご縁」「ご利益」とはこういうことなのかな、と思います。
敬意と目標を持ち努力を続ける中で得られる幸運。
出会いや、作品をご覧くださった方からいただく言葉によって、私の中の狼が育つのを感じます。
今後も 憧れと恋心、畏敬を胸に精進を続けます。
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無題
やはり、棟梁はペンと紙だけで描いてる
画家ではなく魂で表現してる憑依型の画家
ですね。
バンドもそうで、その曲を演奏してる
うちはまだまだで、バンドそものが
その曲自体になってる状態が素晴らしいし
聴き手の魂まで届きます。
絵を描き終わった棟梁ってカラダがグダっと
して寝込む時があるじゃないですか。
知恵熱とか。これが証拠です。
ペンだけで描いてるひとは手が痛ってー
ぐらいでしょう。なんかペンだこできてきたー
とか。
感受性が強いし、優しくて真面目で綺麗で。
究極に純粋になりなさい、絵に対して。
そうなったらもう誰より絵が上手いとか
そんな次元ではなく本当にあなたに
描いて欲しい人物や動物が降臨してくるでしょうね。
画家ではなく魂で表現してる憑依型の画家
ですね。
バンドもそうで、その曲を演奏してる
うちはまだまだで、バンドそものが
その曲自体になってる状態が素晴らしいし
聴き手の魂まで届きます。
絵を描き終わった棟梁ってカラダがグダっと
して寝込む時があるじゃないですか。
知恵熱とか。これが証拠です。
ペンだけで描いてるひとは手が痛ってー
ぐらいでしょう。なんかペンだこできてきたー
とか。
感受性が強いし、優しくて真面目で綺麗で。
究極に純粋になりなさい、絵に対して。
そうなったらもう誰より絵が上手いとか
そんな次元ではなく本当にあなたに
描いて欲しい人物や動物が降臨してくるでしょうね。
プロフィール
HN:
玉川麻衣
年齢:
47
性別:
女性
誕生日:
1977/05/08
職業:
絵描き
趣味:
酒、読書
自己紹介:
ペン画を制作しています。 詳しくはカテゴリー「プロフィール」よりご覧下さい。
連絡先→tamagawa10@hotmail.com
連絡先→tamagawa10@hotmail.com
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