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玉川麻衣の作品、日記、展示等のお知らせです。  新しい作品はカテゴリー「ペン画1」に入っております。 個展 7月:八犬堂ギャラリー(京橋) 10月:ストライプハウスギャラリー(六本木)
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SM「死後の戀」
丸ペン・墨・透明水彩


タイトルは夢野久作の短編より拝借。
短編の内容とは関係なく、語感からのイメージです。
闇への郷愁。冥土なつかし我が故郷、てな感じで(^^)


(画像の無断使用はおやめください)

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これはまた・・・
素晴らしいー!これまでのどろどろ感と違って大変詩的なイメージで出来上がっていますね。本の挿絵としても内容を十分想像させるに余りあります。おそろしさと美しさが同居(つまり怪しさ、妖艶)していて大変惹かれる絵の世界感です。傑作だと思います!(やはり美しさの中には同時にきわどいところ、危ういところが存在しているというのを大変巧く表現されていて個人的に好きな絵です。冥土、うまく表現されましたね!素晴らしい!)

玉井 2013/08/06()17:38:09 編集
ありがとうございます!!
お返事が遅くなってしまってごめんなさいm(__)m
ありがた過ぎるお言葉に、恐縮しつつ大喜びしております!\(><)/

赤い紐は、血、縁、生、死のイメージなのです。
構図の原案は高校の頃に思い付いたものでして…(イヤな高校生ですね(^^;)
昔から、闇や冥土、怪談等に妙な懐かしさや憧れ、ロマンを感じる質でして。
そういえば高校の頃、「恋しくて仕方ないけど力不足で手の届かない世界」に悶えていたなと思い出しました。
これから少しずつ、描いてゆきたいです(^-^)
玉川 2013/08/10()09:00:22 編集
蓮華
背景の蓮華について申し述べさせてください。蓮華の仏法的な意味合い(特に法華経)としては「如蓮華在水」と「因果倶時」の二つが代表的です。「如蓮華在水」・・・蓮華の水に在るが如しとは蓮華が泥水の中にあっても朽ちることなく清浄無染の花を咲かせること、さらにその泥沼をも栄養として成長し清浄な花を咲かせるということを譬えています。「因果倶時」・・・原因と結果が同時にそなわっていること。普通の草花は花が散ってから実が成りますが、蓮華だけは花と実が同時に成長していくことを譬えます。つまり生命という一念の中で本物の決心、決意が定まればその未来の結果はその瞬間にもう定まってくるということです。 これらの蓮華の法の持つ意味合いを踏まえてこの絵をみていきますと、この男女の生命の行く末は決して悲観的なものではなく蓮華の法に抱かれて未来世に大きく花開くとも考えられます。冥土の苦界といえども寂光土にかえていくことができるのが蓮華の法であるからです。大変意味深い絵であり素晴らしい内容を持った絵であると思います!


玉井 2013/08/11()02:27:55 編集
ありがとうございます!!
お返事が遅くなってしまってごめんなさい〈(__)〉

おぉぉぉ蓮にはそんな意味が…!!
何も知らずにただの思い付きで描きまして…「せめてあの世で」的な朧なイメージはあったのですが…
「如蓮華在水」の意味合いに胸を打たれました。教えていただきありがとうございます!

もともとは二十年ほど前に思い付いたまま形を定められなかった構図でして…
少し前に、整理のつかない心持ちになった時にふと思い出し、何を描きたいのかよくわからないまま描き上げました。普段はこのようなことはないのですが…
絵は自分が作るものですが、同時に「授かりもの」でもあるような心地がしておりまして。
私に訪れてくれた「絵」が実はとても幸せな絵だった、と考えると嬉しくてたまりません(^-^)
(闇を咀嚼して光を目指す、というのは取り組んでゆきたいテーマです!)

制作は新しい生命を生み出す行為と思っているのですが、最近、ご覧いただくことで改めて命を吹き込んでいただくこともあるのだな、と気付きました。
うちの子に素敵な命をいただきありがとうございます!(^O^)/
玉川 2013/08/15()10:24:53 編集
プロフィール
HN:
玉川麻衣
年齢:
47
性別:
女性
誕生日:
1977/05/08
職業:
絵描き
趣味:
酒、読書
自己紹介:
ペン画を制作しています。 詳しくはカテゴリー「プロフィール」よりご覧下さい。

連絡先→tamagawa10@hotmail.com
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