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玉川麻衣の作品、日記、展示等のお知らせです。  新しい作品はカテゴリー「ペン画1」に入っております。 個展 7月:八犬堂ギャラリー(京橋) 10月:ストライプハウスギャラリー(六本木)
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昨夜は網目の夢を見た。


細かい格子が現れ収縮して消える、その繰り返し。
その速度は緩慢で、輪郭も少しぼやけていた。


今度描こうと思っているのは、枝と、ゴルフ場の囲いのネットである。
ネットを描くのは初めてであり…
まだ掴めておらず、戸惑っているのだろう。
とにかくよく見ることだ。


頭が重い。
早く出力したい。
まだ少し早いか。
もう少しだ。
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梅が満開ですやね。
地表では慎ましやかな色たちが咲きはじめていますやね。


ここ2年の春先は、大きな枝の絵に取り組んでいたため…
桜が咲くまでにどうにかどうにか描き上げねばと、そらもぅ必死で必死で胃袋がせり上がる心持ちで過ごしていたもので。
このように静かに春の気配を感じるのは、なんだか不思議なことのように感じた。


先日の展示でお世話になった深津さんのお宅へ伺った。
駅からの道すがら、咲いていた沈丁花を一輪もぎ、空き地にて蕗の薹をもぎ。
先日いただいた奄美の黒糖焼酎(甘いけどさらさらと大変美味)に美味しい水炊きに、田無神社の福銀杏(境内の銀杏から採れたもの)に。
作品を見せていただいたり、飼い猫くんたち、ハンドダルシマーを聞かせていただいたり。
大変に幸せな時間を過ごさせていただいた。
(本当にありがとうございましたm(__)m)


これからまた制作に入るわけで…
魂が何割か(大部分?)現世から離れているような、キモチイイけどキツイ、極限な精神状態に入るわけで。
(楽しみだったりしんどかったり)
とにかく現世はとても素敵な処なので、とにかくとにかく頑張って、描き上げて、また帰って来よう。


遠洋漁業に出る方はこんな心持ちかしら、とか。
(違うか)
(すみません)
ぐだぐだと再び。


先日参加させていただいたLWT展は、愛をテーマに作品と会話形式のテキストを、とのことで。
私が用意したのは…


1, 三本の木と空

「愛しています!」
「愛しています!」
「愛しています!」

「あなたのために、陽を注ぎましょう
あなたのために、雨を降らせましょう
あなたのために、時には風を吹き付けましょう」

「あなたはあまりに大き過ぎます」
「あなたになんでもしてあげたい」
「どうしたら、あなたは私を愛してくれますか?」

「ただあなたであってください
力の限り根を張り枝を伸ばしてください
私はいつでも力の限り、あなたを愛していますよ」


2, 花に問う

「何故咲く?」

「言葉になるなら咲くものか!」


…でした。
現時点の私としては、なんつぅか、愛とは、例えば理屈や損得抜きで関わりたいと思うこと関わらずにいられないこと、ではないかしらと。
愛が欲しいとか愛を与えるとか、結果や終着点ではなくその求めること与えたいと思うこと…ベクトルのなかに、在るのではないかしらと。
同時に人の根っこの部分を構成する一要素でもあるのではないかしらと。
(To be, or not to be  … それでも関わりたいか?なんて)


そいで、人と人てぇのは誰しも共通する部分と異なる部分を持っているわけで…
異なる部分を否定したり同化を求めるのではなく、ただそれとして、大切に出来たら素敵じゃぁないかと。
共通・相違、どちらも素晴らしいじゃぁないかと。
(例えば「恋」は同化を求めるのかしら、とか)


対話について。
先日の参加させていただいた展示の中で、私が絵に込めたものや意図していなかった当時のコンディションまでが、伝わっているばれている!と感じて驚き。
また搬入時、本当にひどい状態で朦朧と心中激しく自責しながら会場に着き…
そこで、今回お声をかけてくれた、出品者であり実行委員でもある深津さんが笑顔で「焦らないで」と言ってくれて…
一瞬で、ぐずぐずとぬかるんだ精神のギアがプラスに入り。
驚いた。
私には絶対に、あんな言葉を発することは出来ない。


例えば対話とは、人と人の間の共通点と相違点を確認し双方に心地の良い関わり方を探る手段であるのかも知れないな、などと。
(いざ言葉にしてみるととても単純で当たり前だな)
学ぶことはたくさんある。


(…と、ここで、対話に関するエピソードをひとつ思い出したのだけど、「差別」て問題にも関わることなので、また改めて)
(なんだろう、本気で対話をしようと思ったら、まず覚悟を決めて自分の軸足を振れないようにしっかりと据えねばならないのかなと)
(そのうえで相手が受け取ってくれるか、自分と関わりたいと思ってくれるか、かなと)
(どうやら私は軽やかになれないタイプのようです)


現在の私としては…
愛は絵に。恋はモチーフに。
…と置くと一番しっくりくる。
作品を発表することは問い掛け、だろうか。


(そうそう!私は今まで自分とばかり対話していたのだ。最近になって、俄かに、外へ向けて語りかけたいことが湧き上がってきたのだ!)
ひとつしんどい作業が終わり、浅草にて体が空く。


虚脱している時間はない。
今後の課題も見えてきたし。
やるべきことが具体的に複数見えている。
ひとつひとつ取り組むことだ。
とにかく描くことだ。


しかし今日は自分に褒美を与えてやろうと、浅草寺を詣でた後神谷バーにてビールと電気ブランをひっかける。
昼間から結構賑わっていた。
食事メインのグループ客の中、酒メインの一人客が数人いて…
明らかに私はそちら組だなと。
(西原理恵子が「昼間から食堂で飲んでるクズ」て書いていたっけ)
粋に昼酒を嗜める大人になりたいものです。


4月一杯で1点、大きめの作品を。
2ヵ月の最大値をとろう。
私なら出来る。
虚脱状態からどぉにか身を起こし、もぞもぞと動き始めました。
制作中は生活面の能力が著しく低下してしまい…
どうしても出来なかった掃除洗濯布団干し、メール、時計の電池交換などをようやく行い、次への準備もはじめつつ。
ようやく安眠出来るようになり、しばしば暴力的な睡魔に襲われ。
幻覚も見なくなり、痛覚が戻ってきたらしく数ヶ所に痛みを感じ。
…人としての機能も低下していましたね。


気付けば約1年半振りの展示で…
皆様本当にありがとうございました(深く礼)
巣穴這い出して、這い出せて(実は少しばかり不安と恐怖を感じていて)、本当によかったでした。


今回制作するなかで、なにかがひとつ変わった、切り替わった、という手応えがあり。
今の段階での「自分の作品」てぇものがすっと見えた、という感覚があり。
それはよく晴れた風の通る日に不意に、あぁ私は昔から本当に本当にお絵描きが好きだったんだ、という自覚の形でやって来て…
(ここ数年いつの間にか、制作は痛みを伴う行為になっていて)
なんというか、やっと目が覚めた、自分が始動しはじめた、という気持ちがする。
(私の人生には氷河期や縄文期のように区分けが付いていそう、と言われた。なるほど…)
今回いただいたお言葉に、その私の感じたことが、あぁ伝わっているばれている!と驚いた。


大丈夫。大丈夫。伝わっている。
このまま恐れず行けばよい。
作品てぇのは見ていただいて初めて成立するのだな、と改めて。
一人にならねば制作は出来ないが、ずっと一人だったら続けられはしないだろう。


反省点としては、今回こそは本当に間に合わないんじゃないかとか長いこと引きこもりっ放しでメールも殆ど打てずとかいろいろ弱気でろくにDMを出せなかったこと。
実際に2点中1点が搬入日に2日遅れてしまったこと。
私のばか…(本気で恥ずかしい)
夏休みの宿題に8月28日から取り組む子供で…
来年からはせめて25日には手を付けるようにしたいです。
(そう思ってはいるんです)


そして俄かに、今年の秋頃までの予定が大まかに立ちまして。
今年こそは、ある程度のボリュームで、ゆっくりと見ていただけるような展示をしたいと存じます。
(もうすぐにでも取り掛からないと間に合わん…)
(ありがたい、幸せなことだ!)
(描くぞぉぉ!)



いただいた酒のうまさに悶えつつ。
(嬉しいよぅぅ(涙)
プロフィール
HN:
玉川麻衣
年齢:
47
性別:
女性
誕生日:
1977/05/08
職業:
絵描き
趣味:
酒、読書
自己紹介:
ペン画を制作しています。 詳しくはカテゴリー「プロフィール」よりご覧下さい。

連絡先→tamagawa10@hotmail.com
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