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玉川麻衣の作品、日記、展示等のお知らせです。  新しい作品はカテゴリー「ペン画1」に入っております。 個展 7月:八犬堂ギャラリー(京橋) 10月:ストライプハウスギャラリー(六本木)
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描いていると、感情的になる。
というか、喜怒哀楽や焦燥・不安等がひとつだけ、混じりけなしにメーターが振り切れるのではないかというくらい、胸の内を濃い色のクレヨンでぐりぐりと塗り潰すようにやって来ることがある。
(たぶん何かしらの脳内物質が出ているのだろう)
そこを抜ければ無心になるのだけど、抜けられないこともあって。
昨日は「哀」の日だった。


両手で錐を挟んで揉み込むような胸の痛みがどうにもならず、(別に理由があるわけではないから、どうにも出来んのです)散歩に出た。


歩く、てのはよいものですね。
感情が追い付いて来ないように、頭に詰まったおがくずを振るい落とすようなイメージで、ただ歩く。


梅が咲いていた。





月のはじめに降った雪がまだ残っていた。





枝!枝!やはり好きで堪らない。


P2010_0213_161455.JPG
P2010_0213_161218.JPG













…絵の一部。
なるほど。これが私の美意識なのかも。







そぉいや高気圧が来ているらしいですね。
悲しいのはその所為かしら。
(気圧の変化に弱いのです)
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日産ノートのCMが好きで堪らない。
オンジ…

息を飲んで見詰めてしまうよ。
いよいよ本当に今度こそもう駄目だと思い膝をつき目を閉じたところで、頬に静かな風を感じ。
目を開けると新しい扉が少しだけ開いている。
そんなことがある。


求めると、見えない有象無象の襲撃を受けひとつひとつと対峙するも力尽きて倒れ臥し。
ふと視線を先へやると無垢な裸足が佇んでいる。
それが、絵。



なんだかどうにも「軽やか」になれず。
仕方がない。これが現在の私なのだ。
そのうち出来るかも知れないし。
今は今出来ることに誠実に取り組もう。


(普通に真っ当に誠実に、ありたい。あることが出来ますように)
(どうかどうか、描き上げることが出来ますように)
(神さま!!)


(…安野光雅「天動説の絵本」は名作だと思うのです)
このとこ、写実、てぇものが少しだけわかってきたような気がする。
少しだけ、絵が上手くなったと思う。
聖堂。霊廟。供養塔。
そんなイメージ。


この木の根本には私が埋まっている。
そんなイメージ。


私は地中で分解されて、少しずつ少しずつ吸い上げられる。
脈を伝い幹から枝へ枝先へ、巡りゆく。
蒸気となって天へ昇り雨となってまた地へ降ってもいい。
葉となって陽を雨を受け落ちてまた土へ還ってもいい。
そのうちに木と私の境目は、少しずつ少しずつ消えてゆく。


私は根を張り枝を伸ばし、全身全霊で屹立する。
雨風を受け陽を求め、私を吸い上げまた吐き出す。
すべては変わらず変わり続ける。
季節は巡る。水は巡る。人は巡る。血液も樹液も大気も命も、巡り巡る。
巡りゆく。


そんなイメージ。
プロフィール
HN:
玉川麻衣
年齢:
47
性別:
女性
誕生日:
1977/05/08
職業:
絵描き
趣味:
酒、読書
自己紹介:
ペン画を制作しています。 詳しくはカテゴリー「プロフィール」よりご覧下さい。

連絡先→tamagawa10@hotmail.com
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