できた…

10号。
タイトル「膨れてしまう」

頭寒足熱

夢を見た。


微睡んでいた。
朝方、力強いうねりのようだった夢たちも緩く綻びはじめ、さぱさぱと小波のように寄せては帰す頃…
それは訪れた。


「頭寒足熱」！


突如、視界一杯に、墨をたっぷり纏った大筆で一気に書き上げたような、まことにもって力強い筆跡で…
「頭寒足熱」と。
現れた。


例えば頑固じいさんにいきなり「喝！」とか怒鳴られたらこんな感じかしら…
てな心地で飛び起きたらば、扇風機の風が足に当たって、足が冷えて少しだるくなっていた。


「足が冷えてるよ。健康によろしくないよ」との、体からのサインだったのかしら。
やぁぁ、驚いた。
とりあえず起床して、水で洗顔し、軽く足湯を使ったです。


えぇと、その、なんつぅか…
寝苦しい夜が続きますが、皆様ご自愛ください。


(夢の中の筆跡の迫力とわけのわからなさに、まだ軽く混乱中)
(えぇと…足は冷やすな、頭は冷やせ、てぇことだよね)
(変な夢～)

(no subject)

落ち着け私。
シンプルに、真っ当に、誠実に、最善を尽くせ。


もっともっと、画力が欲しい。力が欲しい。生命力が欲しい。
しかし仕方がない。
無いものは無い。
有るものは有る。
有るものを最大限に使えるように。
落ち着いて、最善を尽くすのだ。


とにかく一歩を、普段通りに出来るだけ。
地道に誠実に、歩く他にない。

(no subject)

負けるものかちくしょう仕上げてやる！

(no subject)

絵が育つ。
絵が私を喰らって育つ。
私は絵に喰らわれている。


絵が、私の全身に根を張ってじゅるじゅると容赦なく吸い上げる。
そんな心地がする。


寝ても覚めても瞼の裏に、雲が、枝葉が、大気が、線が、躍る。
その線のひとつひとつが私の細胞のひとつひとつに食い込んで来るようだ。


もうこれ以上一秒だって耐えられないと、心身の数ヶ所が悲鳴を上げるのだが、同時に、ひどく甘美な安らぎも感じる。