一回休み

ここのところ自分で不思議になるくらいに元気で。
毎日早朝から無駄に動き回っておったのですが。
反動が出ました。発熱しちゃった(^^;
なんだか無駄に動悸がするよ…
遠野旅行でハイになっておったのかなぁ。
遠足ではしゃいで寝込む幼稚園児ですか私！


今日は制作もトレーニングも休んで心静かに過ごそうと。
梅ジャムなぞ作ってみたよ。


一晩水に漬けて、新しい水で沸騰させずに静かに茹で、種を取ってフードプロセッサーに掛け、蜂蜜と白砂糖で煮てみたよ。
甘さ控えめなので白ワインに合いそうです(^-^)

高揚中

昨日見に行った展覧会はどれも本当に素晴らしく、まだ高揚感に包まれていますよ。
幸せな二日酔い。


Bunkamura「アントニオ・ロペス展」
佐藤美術館「今日の墨表現展」
アートコンプレックスセンター 粉川江里子さん個展「白に還る日」
も少し落ち着いたら感想書きます～。
久し振りにお会いした友人にもパワーと気合をいただきましたよ。
よぉし。頑張ろう！



さてF3号で龍を描き始めました。
個展の前に水彩で描こうと思ったのだけれど生命力が足りなくて保留にしていた構図。


まだ輪郭を獲得しきっていない龍が、瞼の裏で暴れ回る。
身の内で強風が吹き荒れる。
時々、龍の鱗が雲の中で軋む音が聞こえるような心地がする。
時には構図を寝かせることも大切だなぁ。


龍というモチーフは特別で。
他よりもたくさんの生命力、深いトランスが必要なのです。
落ち着いて、確実に、怯まず油断せずに取り組もう。




ここのところ珍しくちょいとアクティブな私。
何故だか6時前に目が覚めるよ！
朝から体操して野菜の手入れをして、お達者じいさんのような私。
健康第一で、頑張ろう！

顔

FacebookとTwitterのプロフィール写真をそろそろ変更しよかなと、最近描いた絵の顔部分を切り抜いてみたところ、ろくでもないことに。
こんなやつ、いやだ(泣)







　　おはようございます！(^^)／


…とかいやですよねものすごく(笑)



今しばらくは、今使っている管狐のままでいこうと思います～
↓こんなん




（全部が私の顔、とのご指摘をいただき、ぐぅッとなってしまったのですが…
そ、そうか！確かに…龍はたぶん絵に対する時の顔、狐と怨霊は「苦手なもの・怖いもの」なので、ある意味私なのでしょうねぇ…(^-^;)
（いやあの、こんな絵描いてますが…気合やドロドロは制作で使い果たしてしまうので、私自身は腑抜けで平和な人ですよ～～）


口直し。うちのゴーヤくん。
背丈を抜かれてしまったよ～

(no subject)

久し振りに鮮やかな夢を見ましたよ。
夢幾夜、下にひとつ載せました。
ただ今頭が民話色。


(夢幾夜とは、見た夢を基に軽く創作した言葉遊びです。
漱石「夢十夜」に憧れて、幾つ続くかわからないので幾夜といたしました)

夢幾夜⑭

狐

夢を見た。

夜半に知人が訪ねて来た。

近くへ来る用事があったので寄ってくれたのだそうだ。

随分と久し振りだし、その人の来訪を受けるのは初めてであるので、少し驚きながら迎えた。

居間へ通し、「あり合わせでごめんね」と言いながら、たくさん作ってあった南瓜の煮物と、もやしと胡瓜と蒲鉾の和え物を皿に盛り、冷蔵庫から発泡酒を出して勧める。

すると知人は料理を素手で掴み、小振りの高坏に盛り直した。

その手付きは妙に不器用で、違和感を覚えた。

「あいつ、本当は狐なんだよ。知っていた？」

知人が、共通の知人の名前を出して言った。

私はちょうどその人物に対してちょっとした不信感を抱いていたので、名前を聞いて驚いた。

「あいつが昔よく作っていたアクセサリー、あれには自分の毛を使っている」

そのアクセサリーは私もひとつ持っているが、くすんだ青と緑の柔らかい毛糸製である。

知人は立ち上がって台所へ行き、小鍋で発泡酒に燗を付け始めた。

驚いて止めると、「いいんだよ」と笑う。その顔には妙に品がない。

そういえばこの知人、会うのは十年以上振りだろうか。

容姿が私の記憶にあるそのままである。

不思議に思って見つめると、ピントが外れるように、顔立ちが少し曖昧になった。

そういえばご結婚されてお子さんもいらっしゃるのではなかったか。

そもそも私とは来訪を受けるような間柄ではなかったはずだ。

私が不審を募らすほどに、知人の姿は曖昧になる。

高坏に直接顔を寄せて食い散らす。高坏を倒してしまい机を舐め回す。

その姿は人よりも、獣に似ているように思われた。